ニヒリズム
ニヒリズムあるいは虚無主義(きょむしゅぎ、英: Nihilism、独: Nihilismus)とは、この世界、特に過去および現在における人間の存在には意義、目的、理解できるような真理、本質的な価値などがないと主張する哲学的な立場である
元々は
1733年にドイツ人フリードリヒ・レブレヒト・ゲッツ……ラテン語の書でラテン語で用いている。連続論に対置された原子論の意味……今まで最高の価値と人々がみなし、目的としていたものが無価値となった歴史的事態のことを言うときが多い。
ニーチェsays
何も信じられない事態に絶望し、疲れきったため、その時々の状況に身を任せ、流れるように生きるという態度(弱さのニヒリズム、消極的・受動的ニヒリズム)。
すべてが無価値・偽り・仮象ということを前向きに考える生き方。つまり、自ら積極的に「仮象」を生み出し、一瞬一瞬を一所懸命生きるという態度(強さのニヒリズム、積極的・能動的ニヒリズム)。 コロラド州立大学の哲学者ドナルド・A・クロスビーsays
ニヒリズムを5つの類型に分類している。
政治的ニヒリズム - 自由を束縛する、あらゆる権力に暴力で反抗する
道徳的ニヒリズム - 自己と他者の関係を規定し、社会秩序の基礎とする行動規範としての道徳を否定する
認識論的ニヒリズム - 理性の認識能力はごく限定的であり、真理や現実は一定の立場や色眼鏡抜きに掴む事は不可能であるという主張
宇宙論的ニヒリズム - 宇宙に意味は無く、人間に宇宙の本質を掴む事は出来ない。人間が見いだした宇宙の価値と無関係に宇宙は存在するという主張
実存的ニヒリズム - 人間存在は無意味であり不条理である。例え何かの意味を見付けたとしても、最終的には死が待っている、という考え方
何とか虚無に対してどう向き合い、落とし所をつけるかというあがきが見て取れる。
先人たちも悩んでいるのだな。
虚無を知った結果、どうあるべきか、でいくつか分かれるようだ
人生なんて宇宙全体から見たら誤差にもならない些細なものだ。正解なんてないし、あったとしても些細だ。なら自分ができることをテキトーにやればいいのさ
人生なんて意味ねえんだからテキトーに楽しもうぜ
案外コミュニティ志向になるらしい
従来では、ニヒリズムに対して「個人的な幸福と喜びだけを追い求めるようになり、利己心を助長する」という批判が存在しました。しかし、ガーディアンは、TEDxで「陽気なニヒリズムを通して、幸福になろう」というメッセージを発した若者たちには、「むしろ陽気なニヒリズムの結果、コミュニティ志向になる」という特徴があると主張しています。
楽観的の中に陽気もある、という位置づけだと理解したsta.icon