ドラッカー本8の政治まわりのネタを雑多にメモ
経済の天候をコントロールしようとした国家のこと?sta.icon
大恐慌のとき、国民国家の政府は、経済の天候をコントロールできるし、コントロールすべきであるとの考えが急速に広まった。
租税国家として
二つの世界大戦が、国民国家を租税国家に変えた。
第一次前: 国民取得の5-6%がせいぜい
第一次中以降: いくらでもしぼりとれるし、支出にも限界はない的な考えの確信
冷戦国家の登場
メガステイトとして大成することになった国民国家の最後の側面として現れたものが、冷戦国家だった。
戦時経済は平時経済の転用ではなくなった
戦闘行為が始まる前に大量に用意しておくという発想
国防とは恒久的な戦時社会と戦時経済の構築を意味する。
目指す先は同じ
民主主義はいかになすかにおいて全体主義と異なった。しかし、何をなすかについては、違いはほとんどなかった。
いずれの体制も、政府を社会の主人、経済の主人とした。そしていずれも平和を冷戦と見た。 パレートの法則
社会階層間の所得分配は二つの要因によってのみ決定される
社会の文化
経済の生産性
税制ではない言うてるねsta.icon
ばらまき国家
予算編成が歳出からスタートならば、徴税に節度がなくなる。
歳出は政治家が票を買うための手段となる。
何言ってるかよくわからん。。。sta.icon*2
超国家的な機関の必要性
第一次世界大戦前から説かれていたらしい
いわゆるグローバルの流れ
通貨と情報がいち早く
グローバル化が国民国家を無視する
グローバル化する通貨が経済政策を無効にし、国民国家を無視する。そしてグローバル化する情報が、文化の同一性をもって同一の国民とする認識を希薄化あるいは破壊し、国民国家を無視する
特にニーズが高い分野
環境問題
テロの根絶
今日、核爆弾、化学兵器、バイオ兵器によって、私兵としてのテロが可能になった……小さな集団が、大国さえ人質にとれるようになった。
少なくともこれを抑制するために、グローバルな行動、すなわちいかなる主権をも超えた行動が必要とされている。
軍備管理
空想の域を出ないが、人権を監視し遵守させるためのグローバルな機関の必要
無数の難民が押し寄せてくるおそれがある。
国民国家の主権を内部からゆるがす
多様性が説かれ現実となっている
not 人種のるつぼ
闘争や内戦に発展するケースもある
小さな部族集団が文化的自立を要求するケースとか
回帰の主たる理由はルーツの追求にある
政治的なものではない。経済的なものでもない。それは存在論的なものである。グローバル化する世界で、人々はルーツ、すなわちコミュニティを求めている。
グローバルが促進されるからこそルーツを気にする、というわけで「グローバリズムの核である」言うてるねsta.icon
グローバル化……そのため人々は、自らが理解できる言語で自らを定義しなければならなくなった。
軍事援助は不毛
歴史的に不毛だと示されているもよう
将軍たちを裕福にし、彼らの国を貧しくさせただけだった。
被援助国が、援助されればされるほど援助に依存していることを恨むようになるからである。
経済援助もちらっと問題提起してるね
アフリカへの食料援助の結果、被援助国が農業を等閑視した件を取り上げて「一理ある」言うてるねsta.icon
景気回復に手を入れるな
これまでそうした約束を実行できた政府はない。……自然に任せた方がよい」ということができなければならない。
一方で、大不況を回避する力は欲しい言うてるねsta.icon
いくつか提言もしている
(不況に対処するための唯一の効果的な方策として)インフラへの投資
租税国家の理論を廃棄
三権のあり方にイノベーションが必要かもな、とも言うてるねsta.icon
事業監査の公共版
社会セクター
社会的なニーズが以下2つの分野で高まる
救済サービス(貧しい人、障害者、寄る辺なき人、害を受けた人を助ける)
社会サービス(コミュニティと人に働きかける)
社会サービスが必要となる背景
高齢者の増加
成人の継続学習
片親家庭の増加
あとドラッカーさんさすがに予言できなかったけど(主に日本において)ソロの増加も、かなsta.icon
推進するためには政府がアウトソーシングするべき言うてるねsta.icon
今のところめざましい成果あげてるのは社会セクター(≒NPO)
社会セクターはコミュニティの渇望にも応えられる
個人が貢献し、責任を持つ。ボランティアとして世の中をよくすることができる。
アメリカでは現実になっている