国民国家
国家内部の全住民をひとつのまとまった構成員(=「国民」)として統合することによって成り立つ国家。
歴史的には絶対王政の後
統制による形成
「国民国家」形成過程においては、国民は一般に、国旗、国歌、使用する文字や言語の標準化などの統制を通じて、国民的アイデンティティを形成していく
国家の住民を、「国民」にまとめあげる際、重要な要素となったのが「民族としてのアイデンティティ」であった。国家の一員としての帰属意識(国民的アイデンティティ)の獲得を促したのが、工業化による富や社会構造の変動、言文一致運動とそれを担った娯楽の発展、マスメディアの誕生、義務教育等々による国語の定着などである。また、多くの場合は時期をほぼ同じくして、歴史が国民に共有されたこと、経済圏が統一されて国民経済が確立したことが、その促進要因として挙げられる
右翼左翼の元ネタなのかしら?sta.icon
1983年にはまた、イギリスの歴史家エリック・ホブズボームの編著による『創られた伝統』が刊行されている。これは、「国民国家」を歴史的な観点から考察したもので、「国民」「国家」「民族」の具体的・実定的なイメージを象徴する様々な伝統もまた、実は近代国家形成期に創出されたものにほかならないことが示されている
というより、いわゆる「日本人」みたいな概念の強化を助長したって感じなのか