コンテキストギャップ
意味
1 タスクコンテキストとセルフコンテキストとの間にある乖離を指す
2 特に1が大きいこと
タスクAにはコンテキストC(A)が存在し、実行者はC(A)を踏まえなければAを正しく(効率的かつ高精度に)消化できない
しかしC(A)を完全再現するのは不可能であり、実行者が再現しているのはC(A)に似せたC'(A)である
C'(A)とC(A)の差異が小さければ小さいほどよい
用語
C(A)をタスクコンテキストと呼ぶ
C'(A)をセルフコンテキストと呼ぶ
C'(A)とC(A)の差異をコンテキストギャップと呼ぶ
補足
タスクコンテキストとは、そのタスクが持つ歴史(的背景・事情・前提)である
タスクAを新たに生み出した時点で、既に存在している
誰かが生み出したタスクAにももちろん存在している
セルフコンテキストとは、ある時点におけるタスクコンテキストと言える
ある時点において、自分が脳内で扱っているコンテキスト
コンテキストギャップを小さくするには
タスクコンテキストを形式化しておく
言語化しておく
短期記憶から消しても、あとで戻せるよう長期記憶化しておくということ
タスクコンテキストを途切れさせない
タスクAについて取り組み続ける
短期記憶から消さないということ
反論
Q: タスクコンテキストC(A)は絶えず変わる or 変えるものであるため、ある時点のC(A)に固執し続けることはおかしいのでは?
一理ある
が、何事もオリジナル(歴史)は尊重するものだし、そうでなくとも参考にはするべきだろう
オリジナルを踏まえた上で、変える必要があるなら変えればよい
オリジナルを踏まえなければ
どう変えればいいかがわからない or 変えても計測できない
先人(過去の自分含む)が通った道のりを再び通る羽目になるかもしれない
だから何、という話だがいったんここまで
残骸