エスノメソドロジー
デジタル大辞泉「エスノメソドロジー」の解説
現代社会学の方法論の一。社会秩序の自明性や基盤が、日常生活の常識的な合理性によることを、事例研究や会話分析などの手法で究明しようとするもの。1960年代に、米国のガーフィンケルらが提唱。
百科事典マイペディア「エスノメソドロジー」の解説
日常が構成されるメカニズムを考察する社会学的方法の一つ。
エスノメソドロジーが注目するのは,一定の社会的文脈に依存し,意味を付与する過程としての,人々の日常的な発話や行為である。その記述や分析を通して,生活世界の構成の仕方が探求されている。
日本大百科全書(ニッポニカ)「エスノメソドロジー」の解説
現代社会学の一潮流。「人々の方法」を意味するこのことば
生活する人々には暮らしの技術と方法、生活の知恵がある。問題の扱い方や解決の仕方、できごとの説明の仕方や解釈の仕方はいずれも常識にかかわることだが、エスノメソドロジーでは、会話分析をはじめ多様な事例研究を通じて、こうした常識、人々の間での暗黙の了解事項、自明性などの究明が行われてきたのである。またエスノメソドロジーでは、人間は意味付与の活動と現実構成の主体であり、生活者の視点から世界と現実の日常性の探究が試みられているのである。
rashitaさんのDoMA思い出したsta.icon