どう考えてもテキストエディタの類を使うタスク管理から離れられる気がしない
どう考えてもテキストエディタの類を使うタスク管理から離れられる気がしないはるひ.icon
一時期Todoistを使ってみたりOmnifocusを使ってみたりした
手触りなどもよく磨かれた専用ツールも魅力的ではある。staさんやみなさん的にはどうですか?
自然な反応であろう。
道具や手順はできるだけ自分の思い通りに使えた方が使いやすい。そして、思い通りに使えるとは手に馴染むということであり、手に馴染むかどうかはコンフォート・レスポンシビリティ(快適な操作感とフィードバック)に強く依存する。テキストエディタは、現存するデジタルツールの中で最もコンフォート・レスポンシビリティが高い。
だからこそ、テキストエディタに溺れた者は、その拡張によって何事も成そうとする。タスク管理も例外ではない。かくいう私はTritaskやTodarosを開発してきたし、howmなどこの手の路線を歩む者は一人や二人ではない(残念なのはこのような営為がごく個人的になりがちであり普及しづらいため、私たちが他人のそれを探すのが難しいということだ)。 とはいえ限度というものがある。
あなたのテキストエディタに対する熱意と、そのエディタを拡張する実力(≒プログラミング能力)と、そしてエディタそのものの限界に依存する。
たとえば熱意があり、実力も高いのであれば、相当のことをまかなえよう。たとえばタスク管理のすべてをまかなえるかもしれない。私はどちらかといえばこのタイプであり、GTDによる人生管理の大部分は秀丸エディタによって完結している。しかし、熱意と実力があっても、エディタの限界には勝てない。私は秀丸エディタの本を書くくらいに習熟したつもりだが、それでもアウトライナー相当のポテンシャルを引き出すことはできなかったし、リマインダー一つまともに実装することもできていない。結局、他のツールも使わざるをえなくなっている。 熱意か実力のいずれかがないのであれば、おそらくあなたはテキストエディタには固執できまい。しかし、他のツールを使ったところで、エディタレベルのコンフォート・レスポンシビリティが得られることはない。手触りなどがよく磨かれたと表現されているが、そう、「気分がよくなるだけの」見かけ上の使い心地に騙されることくらいしかできないのだ。無論、それで本人が幸せならそれでよい。そもそも気分が上がればパフォーマンスが上がるところもあるため、一概に批判していいものでもない(私は批判したい派であるが)。
というわけで、現実的には以下のいずれかに落ち着くであろう。
1 愛するテキストエディタだけで完結する路線を目指す。
2 1をメインにしつつも、1だけでは足りない部分は適宜別のツールで補う
3 1を持たない状態で、複数のツールを使い分ける
この場合、見かけ上の使い心地に騙されて満足するケースと、しないケースがある
(もちろんそんなことなど気にせず「使えればそれでよい」と割り切れるタイプも存在する)
🤔
まあ私見で、コラム的な内容だからtmsには入れなくていいか
あるいはプレーンテキスト管理の話題として、コラム的に入れておいてもいいかも