「食も、「家で料理する」という習慣は、これから急速に無くなっていくと思う。」より
食も、「家で料理する」という習慣は、これから急速に無くなっていくと思う。ワーキングマザーが家で朝ご飯と弁当を作ってるなんて異常な状況がいつまでも続くはずがない。こういうの、なんかの呪縛にかかってると思う。
これ,ずいぶん昔に西原理恵子さんが指摘されてたけど,要するに「手間(=時間)をお金で買う」ということ。
お金で買える人は(必要なら)買えばいいし,他のことにお金を使ってもいい。
家庭での料理や食事を絆の実践と考えているなら敢えてそのために時間を使ったっていいのだ。
どちらが正しいという問題ではない。
お金で買えるのはモノだけではない。
時間も買えるし安全も買える。
お金で買えるのなら買えばいいじゃない,という発想は間違っていない。
私たちはお金を通じて他者と時間を交換・共有できるのである。
そうすることで人は初めて役割から「自由」になれる。
それがヒトが長い歴史の中で獲得した(他の社会的動物とは異なる)優位性である。
自ら担うのではなく,ただ時間と役割に縛り付けられている人は奴隷と同じである。