10ドルのRM Mini3とGoogle Homeで家電を操作する方法
Google Homeに声をかけるだけで、家電を操作する方法を紹介する。
リモコンを手で操作していた生活が昔話に思えるほどの、快適なスマートホームでの生活を、格安で体験できる。
必要なのは、たった10ドルの RM Mini3 と、パソコン、Google Home だけ。
(パソコンがなくても、Amazon の Fire TV Stick や、Raspberry Pi でも代用できる。)
(「初心者でもできた!」という報告をたくさん頂いています。)
https://gyazo.com/3a5f4c5d147e0ad3465b3caad2fb721e
(Amazon Echo 版はこちら → 10ドルのRM Mini3とAmazon Echoで家電を操作する方法)
できること
「OK Google、行ってきます」の一言で、テレビもエアコンも照明もまとめてOFFにする
「OK Google、暖房 22 度」で、エアコンの設定温度を 22 度にする
「OK Google、今から7時間後にエアコンをつけて」で、7時間後にエアコンをつける
「OK Google、テレビの音量を4上げて」で、音量アップを4回繰り返す
「OK Google、Eテレ」で、テレビのチャンネルをNHK教育テレビにする
赤外線でしか操作できない赤外線家電と、赤外線では操作できないスマート家電を、まとめて操作する
Twitterの通知を、Google Homeに喋ってもらう
外出先から、自宅のエアコンを、スマホで操作する
特徴
Google Homeで家電を操作する方法は色々と提案されているが、ここで紹介する方法には、以下の特徴がある。
格安
高価なIoT家電を買わなくても、10ドルの RM Mini3 とパソコンだけで、手元にある家電をIoT化できる
ただし、RM Mini3は技適を取っていないため、日本国内では、技適を取った同等の機種を使用されたい
高価なパソコンでなくても、Amazon の Fire TV Stick や、40ドルの Raspberry Pi でも代用できる
きめ細かな制御
家電のON/OFFだけでなく、エアコンの温度設定や、テレビのチャンネル切り替えなど、きめ細かな制御ができる
赤外線信号を発信するタイミングや間隔を細かく調整できる
赤外線信号を発信する回数を指定できる。(例:音量アップを n 回繰り返す)
複数の家電をまとめて操作
たった一言で、テレビもエアコンも照明も、まとめて操作できる
複数台のRM Mini3にも対応
リビングを消灯して、寝室を点灯するというような、複数台のRM Mini3の使い分けも可能
格安だからこそ、気軽にたくさんの部屋に設置できるというRM Mini3の長所を最大限に発揮できる
リモコンの学習が簡単
赤外線リモコンを学習するだけのために、他のアプリをインストールする必要がない
エアコンの温度設定やテレビのチャンネルなどの多くの学習も、ひとまとめに、簡単に学習できる
プログラミングが不要
アプリやソフトのインストールと設定だけで、使えるようになる
まったくの初心者でも、説明の通りに作業するだけで、ステップ・バイ・ステップで設定できる
コマンドライン操作に初めて触れた初心者の方々からも「できた!」という報告を沢山頂いています!
グローバルIPが不要
一般家庭のネット環境でも使える
わざわざ ngrok などでグローバルIPを取得しなくても、Slack 経由で操作できるので、簡単で安全
RM Mini3の専用アプリが不要
オープンソースソフトだけで、赤外線リモコンを学習し、赤外線信号を発信できる
RM Mini3の初期設定(自宅LANに接続)をする時にだけ、BroadLink 社のアプリ e-control を使う
補足: 現在市販されている多くのスマートリモコンは、自宅サーバがなくても使えるが、単純な操作しかできなかったり、複雑な操作のためには、複雑で強引な怪しい設定が必要だったりする。ここで紹介するシステムは、複雑な操作を簡単に実現するために、自宅サーバを使う。将来的には、スマートリモコン単体や、スマートスピーカー単体で、似たようなことができるものと期待している。本システムは、過渡期をしのぐための、便利なグルー(糊、接着剤)を目指している。
概要
概要を下図に示す。
肝は、Slack(高機能なチャットアプリ)からRM Mini3を操作できるようにした点。
理解できなくても、手順通りに設定すれば、使えるようになるのでご安心を。
https://gyazo.com/dc8cf93ec22fb76cf75660404821bd68
① 「OK Google、明るくして」と話す
② Google Homeに話しかけた言葉が、Google Assistant に伝わる
③ IFTTT が slack を動かす
④ Slack 経由で、自宅パソコン上の hubot に、指示を与える
⑤ hubot が RM Mini3 に赤外線データを送る
⑥ RM Mini3 が赤外線信号を発信する
→ 照明が点灯する
設定方法
まず、RM Mini を自宅の WiFi に接続する → RM Mini3の初期設定
次に、自宅のパソコンに hubot をインストールする → hubotの雛形の生成
更に、上図の⑤、④、③の準備をする。
⑤ → hubotでRM Mini3を操作する
④ → SlackでRM Mini3を操作する
③ → Google HomeでRM Mini3を操作する(Amazon Echo版との違いはここだけ。他の設定はまったく同じ)
以上の設定を無事に完了すれば、リモコンを触らないスマートホームでの生活が始まる。
最新情報
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