hubotの雛形の生成
(Windowsにもインストールできるはずだが、まだ確認していない。)
https://gyazo.com/26fdc2508f21b816b91db3bcbb2397ec
hubotとは、チャットアプリ(SkypeやSlackなど)で話しかけられるbotであり、カスタマイズを施すと、様々な作業をチャット経由で指示できるようになる。ここでは、カスタマイズを施す前の、hubotの雛形をインストールする手順を説明する。
必要な前提知識
まったくの初心者(LinuxやMacでのコマンドライン操作が初めての方)でも設定できるように、このサイトでは、設定に必要なすべての作業を、ほぼ漏れなく、できる限り丁寧に説明している。
それでも、もしうまく設定できない場合は、ひとまずコーヒーでも飲んで、冷静になってから、設定をゆっくり、丁寧に再確認して頂きたい。設定ミスの原因は入力ミスがほとんどなので、設定でミスが生じても、慌てずに、このサイトの説明をじっくり読み直せば、入力ミス(記号の打ち忘れなど)に気づけるはず。
また、コマンドラインでの操作方法は、ネットの断片的な情報をつまみ読みするよりも、本で体系的に学んだ方が、圧倒的に学習効率がよい。Kindle版なら今すぐ読める。
hubot の雛形の生成
code:sh
$ sudo npm install -g yo generator-hubot
$ mkdir homebot # ロボットの名前をとりあえず homebot とする(どんな名前でもOK)
$ cd homebot
$ yo hubot
? Owner # メールアドレスなどを入力(デフォルトのままでOK)
? Bot name # 「homebot」と入力
? Description
? Bot adapter # 「slack」と入力
redisの導入
hubotがデータ(赤外線信号のデータ等)を記憶するために、redisをインストールする
code:sh
# Raspberry Pi の場合
$ sudo apt install redis-server
# Mac の場合
$ brew install redis
$ brew services start redis
hubot の動作確認
とりあえず hubot を起動してみると、以下のような警告やエラーが出てくる。
code:sh
$ bin/hubot # hubot を起動
npm WARN hubot-help@0.2.2 requires a peer of coffee-script@^1.12.6 but none
is installed. You must install peer dependencies yourself. # 警告 coffee-script@1.12.6がない
WARNING Loading scripts from hubot-scripts.json is deprecated # 警告 hubot-scripts.jsonは非推奨
ERROR hubot-heroku-keepalive included, ... # エラー herokuじゃないので発生する
homebot> # Ctrl+d で終了
警告とエラーの解消
(ファイルの編集には、nano というエディタを使う。nanoの使い方はこちら → nano) code:sh
$ npm install coffee-script@^1.12.6 # coffee-scriptをインストール
$ rm hubot-scripts.json # 不要なファイルを削除
$ nano external-scripts.json # heroku用の設定を削除
[
:
"hubot-heroku-keepalive", # この1行を削除
:
]
ふたたび動作確認
こんどは hubot が正常に起動する。
code:sh
$ bin/hubot
INFO hubot-redis-brain: Using default redis on localhost:6379 # redis(hubotが使うDB)のログ
INFO hubot-redis-brain: Data for hubot brain retrieved from Redis #
homebot> homebot ping # pingと打って
homebot> PONG # PONGが返ってきたら、雛形を生成できている
homebot> # Ctrl+d で終了
2017/12/14 Amazon.co.jpアソシエイト