資本主義
資本の超克を求める代わりに、資本がつねに妨害してきた能力、別の言い方をすれば、生産すること・ケアすること・享楽することの集合的能力に焦点を合わせなければならない」 資本主義の生産様式から生じる、三つのありうべき結果を予測する。 [1]資本の完全なる自律化 ―― すなわち機械的ユートピアという結果であり、そこで人間は引きつづき遂行的な役割を与えられると同時に、自動化されたシステムのたんなる装飾品となる。 [2]人間の変異、あるいは種の変容 ―― すなわち完璧にプログラム化可能な存在者の生産という結果であり、そこではホモ・サピエンスという種の特徴のすべてが失われる[カマットの説明によれば、この特徴とは、たんなる労働者ではなく「創造主、生産者、使用者」の能力のことである]。 [3]全般化した狂気 ―― この結果においては、人間の代わりに、そして彼らの現下の制約を土台に、資本がすべてのものを(通常のものであれ異常なものであれ) 望むままに実現 すなわち資本が労働を再生産し、労働が資本を再生産するという関係を破壊することに核心を有するような、ある内在的な運動として構想しなおされねばならない