経済で読み解く世界史
マルクスは下部構造(=物質的経済)は上部構造(=社会制度)を規定する、経済的構造が実存的土台を成す 国民国家は政治理念として、自律的に組成されたものではなく、経済的な動機から発せられたもの
ペルシアのような大国は少しでも国力が減退すると、領域内で反乱が慢性的に発生。それを鎮めるための軍事費が投じられ財政を圧迫。負債の増大が国家を衰退させる
裕福なものが私財を通じ、街に溢れる貧民たちを軍隊にとりいれ、遠征をおこない土地を支配していった(カエサル)
遠鉄会議:国家が民間の利益の遠鉄を管理するのはあかんというのと、官僚の対立
支配階級の富が増大し、投資効率が上がると最適値αに向かって経済成長していく。しかし超えると支配階級の富が増大し、貧富の格差が広がると経済は停滞する。富裕層の消費性向は一般層に比べ低い。そうすると経済全体の消費需要は停滞する。そうすると需要が伸びないので設備投資を停滞するから成長は止まる。富裕層に集中する富が増幅し、富が余れば余るほど価値は低落する=金利低下 ジェノヴァ:資本蓄積の淵源。ジェノヴァ債は3-4%で飛ぶように売れた。その集めたお金を航海時代のポルトガル・スペインに高金利で貸し出していた、そのスプレッドで儲けていた。ポルトガルは身の丈に合わないものを借りまくってデフォルト。いずれアントワープへ金融がうつっていく イェニチェリ:イスラム国家なのにキリスト教徒を重宝、子孫は残さず、オスマンはうまくグローバルリンケージシステムを活用して伸ばしていった
租税が課される根拠として、応益説と応能説。応益説は公共財を受益する人々が払うべきというもの。応能説は人々の能力にあった租税を負担するべきというもの
ワットは蒸気機関を開発していたがお金がなかったので、その当時の実業家ジョセフブラック・ジョン・ローバックが支援(ベンチャーキャピタル)
アヘン戦争:ジャーディン・マセソン商会がロビイングしまくり僅差で出兵
イギリス国債がフランスに比べて低くできたのは、その運営の透明性が議会によって担保されていただけではなく、国民に重税を負担してもらいプライマリーバランスを保っていた