学会で発表しよう!
学会で発表してみよう!
研究とは「人類にとっての新しい発見を、広く公表すること」
広く公表する方法:雑誌論文化、学会発表
特に多くの人に伝わる媒体として、国際学会での発表が望ましい
どの「発表の場」が重視される?
情報系の先進分野だと、「国際学会」がもっとも重要!
基礎分野や文系だと、「雑誌論文」がもっとも重要
・・・なので、国際学会を積極的に狙っていくことになる
学会の種類
学会は、査読の有無や、開催形態によって、評価が異なる
業績になるもの、ならないものがある
「論文として扱われる」、「ワークショップ発表として扱われる」
学会によっては、投稿した論文が公開されない、そもそも論文投稿がない場合がある
論文集(Proceedings)が出版される場合や、Webで公開される場合
ポスターだけの投稿や、アブストラクトだけの投稿の場合
国内学会
日本国内の学会が開催している学術会議
多くの場合、Webサイトや学会独自のProceedingsが発酵される
査読がある場合とない場合があるが、原則的にワークショップ扱い
発表形態
フルペーパー:8ページくらい。多くの場合、口頭発表とポスターの両方が付く
ショートペーパー:4ページくらい。多くの場合、ショート発表、ポスター発表が付く
国際学会
国際的な学会が開催している学術会議
多くの場合、出版社からProceedingsが出版される
基本的には、査読付きのものしかなく、論文扱いされる
発表形態
フルペーパー:10ページくらい。多くの場合、口頭発表
ショートペーパー:5ページくらい。多くの場合、ポスターのみか、ショットガンセッション
国際会議ワークショップ
大き目の国際学会には、併設の「ワークショップ」がある
その学会の2軍的なもの。より小規模で、テーマも限定的
学会の1日目か最終日は、本会議のイベントを行わず、ワークショップだけの場合が多い
1つの学会に、3~8個くらいワークショップが併設される場合が多い
本会議で不採録になった論文が、自動的にワークショップに回る場合がある
出版社からProceedingsが出版されるされる場合もあるが、基本はされない
発表形態:
フルペーパー:10ページくらい。多くの場合、口頭発表
ショートペーパー:5ページくらい。多くの場合、口頭発表
発表形態
口頭発表
聴衆を集めて、スライドを使ってプレゼンテーション
プレゼンテーション後、質疑応答
発表時間と質疑応答時間が決まっている
ポスター発表(インタラクティブ発表)
広場などにポスターを貼って、来た人を捕まえて解説
「コアタイム」や「入れ替え制」などで、なるべく多くの人と話すための工夫があることも
多くの場合、投票形式で「ベストポスター賞」などが授与される
学会発表までの流れ
どの学会で発表するか?
多くの国際学会が、年中開かれている
学会によってテーマと、難易度(採択率)が異なる
基本的には、通りそうで、〆切時期のちょうどよい学会に投稿する
投稿から学会発表まで
投稿
学会の半年前くらい
アブストラクトと、査読用原稿を提出する
査読結果の通知
投稿の1~2か月後
採録、不採録、ショートペーパーとして採録、などの種類がある
査読コメントをもとに、論文を修正する
camera-ready稿の提出
学会の1~2か月くらい前
本当に出版社に印刷してもらうバージョンの論文を提出
参加申し込みと参加費支払い
学会の1か月くらい前
著者のうち、最低1名が現地参加する必要がある
事前に申し込みを済ませ、参加費を支払う
学会発表
学会当日
現地に行き、発表を行う
査読には、高確率で落ちます・・・
多くの学会は、採択率25%程度
最初に高難易度の学会に出して、落ちたらもう少し難易度の低い会議に投稿
当日の発表方法
https://gyazo.com/7a35b56b693afaf4c23eda8dc5a03e5a