品質特性
■品質を測定するための「ソフトウェア品質特性」
ソフトウェア品質特性では、測定可能で物理的、または概念的で、それ以上は分解できない特徴のことを「属性」とよびます。
例えば、ソースコードの改行・インデントのつけ方や、仕様書やソースコードでの表現のしかたなど、さまざまです。
これらを細かく分類したものを「副特性」といいます。
この副特性を、さらに品質の観点から整理したものを「品質副特性」といい、品質副特性は大きく6つに分類できます。これを「品質特性」といいます。
ISO9126 は、ソフトウェアの品質を表す特性を定めた国際規格です。 品質を表す特性を品質特性と呼び、6 つの品質特性に分類され、品質特性はさらに 27 の副特性に分類されています(図 3 )。 ISO9126 は作成されたソフトウェアの品質を評価する目的だけでなく、作成前にソフトウェアの機能要求や非機能要求を定義するのにも使えます (ISO9126-1 の序文にも記されています)。 この ISO9126 の分類を使って、ソフトウェアに要求されている非機能要求がないか照らし合わせていくと、漠然と探し当てるよりも格段に楽に非機能要求を網羅的に確認できる便利なものです。