品質とスピード
本当に犠牲にしているのは、品質ではなくシステムの保守性 保守性を犠牲にしても、中長期的にスピードは上がらない つまり、保守性を落とした結果、スピードも落ちてしまうのだ。 保守性とスピードは、トレードオフの関係ではないのだ。 品質の効果は、1か月以内にあらわれる
保守性を犠牲にすれば、短期的にはスピードが得られるが、中長期的にはダメージにつながる。内部品質に投資すれば中長期的にスピードが上がり、その結果として競争力と売り上げの向上につながる。 結局、品質と速度についてトレードオフを意識するとき、実際には何と何を天秤にかけているのだろうか。和田氏は、このセッションを何回か行ってきて、寄せられたフィードバックとして「若者が育つ機会」「新技術の調査」「多様性の確保」が犠牲になっているのではないかと紹介して、セッションをしめくくった。