スパイク
スパイク と呼ばれるのは、システムのすべてのレイヤーを通る、先の尖った細長いものを開発することが多いからだ。 見積りができないストーリーを考えてみよう。ここでは「PDFの印刷」にしよう。どうして見積りができないのだろうか? PDFライブリを使ったことがなく、その仕組みもわからないからだ。そこで「PDFの印刷のストーリーを見積もる」という新しいストーリーを書いた。これなら見積りができるはずだ。 つまり、PDFライブラリの仕組みを理解するために、何をする必要があるかを把握するということだ。両方のストーリーをデッキに入れておこう。 『アジャイルな見積りと計画づくり』p.170 には以下のように書かれています。
スパイクとはイテレーション計画に含めるタスクの一種で、何らかの知見を得たり、疑問を解消することを目的に取り組む作業のことだ。(中略) チームは修正の影響範囲を十分に見極めることができなかったので、タスクを2つに分けたのである。1つはスパイクで、もう1つは大雑把な見積りを入れたプレースホルダー的なタスクである。スパイクを実施すれば2つ目のタスクへの見通しが得られるので、このタスクをより正確に見積もれるようになるのだ。