📝認知資源
注意や判断に使われる「頭の体力」のこと。
性質:
基本的に何をしても消費する
SNS、ネットサーフィン、単純なゲームでも消費する
消費しきると何も思考できなくなる
酔いや睡眠不足と同じカテゴリーで、危ない状態
消費しきった認知資源は、睡眠をはさまないと回復しない
飲み食いや気分転換では回復しない
認知資源がなくなってきたときの兆候
Ans: 判断を行えなくなる
考え事ができない
特にブレストのように、思いついたことを散らかす → 整理するという動き
執筆、資料作成、企画や方針の検討など創造的な営みができない
※ここで創造的な営みとは正解がなく、任せられる手段もなくて、自分なりにつくって説明しなきゃいけない仕事
ゲームでも勉強でも身体活動でも本・映画でもなんでもいいが、未体験の新しいことに挑戦できない
特に問題なくできていた家事や作業の腰が上がらず、「今日はもういいか」と後回しにする
(それらを行うだけの認知資源が残っておらず、本能的に回避する)
低性能は認知資源との戦いでもある
低性能は認知資源も少ないことが多い
(逆に認知資源が低くない場合は、特に問題ないのでこのページはスルーしていい)
いずれにせよ不利
慌ただしい現代人として普通に過ごそうものなら、日中を待たずに消費しきってしまう
消費しきった後は、まともな判断ができないので危ない
例: 悪い人やサービスに騙される、衝動的に or 思考が回らずバカなことをしてしまう etc
よって、消費しきらない程度に、倹約的な立ち回りをせねばならない
認知資源が少なくても立ち回れる一般人と、立ち回れない低性能
一般人は認知資源が少なくても立ち回れる
たとえば認知資源がマックス1000に対して、睡眠不足などにより400(4割回復)で毎日スタートしている
低性能はマックスが少ないので、回復量が少ないと不利
たとえばマックス600しかない。睡眠不足で4割回復しても240しかない
一般人400に対して、240しかない
仮に一般人の平均的なライフスタイルで日中300消費するとしたら:
一般人は耐えられる。100残ってる
低性能は耐えられない、そもそも60足りない
ゆえに低性能は、人一倍、認知資源に気を遣わねばならない
認知資源を節約するための戦略
使う量を減らす
スマホ、ゲーム、マンガは三大悪魔なので、なるべく頼らない
こだわりがない部分は選択せずに済ませる → 同じ物を使う
極端な例: 毎日同じ服を着る経営者。これも服を選ぶときの認知資源消費を節約している
頭の体力を消耗しない活動を取り入れて、時間を潰す
慣れた家事
読み慣れているマンガや、遊び慣れている単調なゲーム
親しい人とのリラックスした会話
余談: オナニーやセックスは認知資源をかなり消費する
オナニーはおかずを選んだり(男性)、何を想像するか選んだり(女性)するため
セックスはコミュニケーションであり、相手の様子を見ながら何するかを絶えず考えて行動しているため
あまり知られていないが、これら性生活が疲れるのは、判断量が多くて認知資源を要しているから、のことが多い
習熟する
要するに慣れたら認知資源の消費量も減る
例: 自転車や自動車。最初乗りこなす段階では認知的に非常に消耗するが、慣れてしまえば何時間でも乗れる
(認知資源ではなく体力面の問題はある、特に自転車)
特に仕事や日常生活でいつも使うものは、慣れてしまうのが良い
例: 会話、タイピング、マウス捌き、PCスキル、よく使うスマホアプリ etc
睡眠を増やす
回復手段が睡眠しかないので、睡眠量は大事
1日7時間を毎日
最低でも床につく時間、できれば寝ている時間
必要な睡眠量は人次第なので、30分単位で調整して測る
ショートスリーパーは100人に1人もいない、体質的なものなので気にしなくていい
睡眠論は柳沢正史を追いかければ問題ない