ハイエンドキーボードの組み上げ方
最新の更新:09/06/2022
その際、購入して組み立てるための手順を紹介します。
キーボードを選ぶ
ハイエンドキーボードを組む場合、多くの場合は海外ブランドから購入する形になります。 すでに欲しいキーボードが決まっている場合、そのキーボードの状態によって入手手段が変わります。
そのキーボードが在庫品として販売されている場合、直接購入できます。
そのキーボードがGroup Buy方式販売でまだ販売終了してない場合、Group Buyに参加します。
Group Buyは届くまで時間が掛かるので(数ヵ月~数年)、気長に待ちましょう。
そのキーボードがGroup Buy方式販売ですでに販売終了している場合、手が限られてきます。
A:Group Buy終了時にExtrasが存在することに賭けて、発送後まで待つ C:Round 2やそれ以上の再販がされそうな場合、次のGroup Buyまで待つ パーツを選ぶ
キーボードの性能を引き出すためには、良いパーツで組み上げる必要があります。
スイッチ
スイッチを準備する
スイッチを選ぶ際、感触や音以外にも
選んだキーボードとの相性(主にプレート素材との相性)
品質管理
色(キーボードの色との相性)
を確認する必要があります。
特にハイエンドキーボードを組む場合、スイッチの選別をお勧めします。
必要個数よりも25~50%程度多くスイッチを購入し、品質が低い物を省くことによって、一般のスイッチを購入して直接使用するよりも高いクオリティを確保することができます。
スイッチをルブる
潤滑剤を使用することによって、スイッチをより滑らかにし、音をチューニングすることができます。
205g0は粘度が高いルブなので音を低くしたり滑らかさを増させたりすることができますが、厚く塗りすぎてしまうとスイッチの動作が鈍くなるので上級者向けです。
3204は多少厚く塗っても動作は鈍らない分、効果にも限度があります。
タクタイルスイッチを使用する場合、3203なども有効的です。
バネにはKrytoxのオイル系(10xシリーズ)や一般オイルルブ(Victorinox Multi-Tool Oilなど)がお勧めです。
一つ一つブラシでルブしても良いですが、バネルブの目的はバネ鳴りを抑えるためなので、容器や袋にバネとルブを入れて振ることによって手間を掛けずにまんべんなくルブを着用させることができます。
ルブの使用方法は様々な動画を見て練習することをお勧めします。
その他のチューニング
スイッチのバネの精度が低い場合、TX Springsなどの別のバネと交換することでバネ鳴りなどの問題を減らすことができます。
また、バネ交換でスイッチの重さを好みに合わせることもできます。
スイッチフィルムをハウジングの上下の間に挟むことによって、さらに音をチューニングできます。 スタビライザー
ある程度良いスタビライザーを購入すれば、スタビライザー本体には特に問題はありません。
ただし、どのスタビライザーもチューニングが必要です。
配信者の多くはキーボード一台分のスタビライザーのチューニングに数十分掛けるほど、スタビライザーの音はキーボードの音を左右します。
205g0などの厚いルブをワイヤーの動作部分に厚く塗り、とにかく使用した際にワイヤーがカタカタと鳴る音を全て消しましょう。
キーボードを組み立てる
全てのパーツが揃えば、あとは組み立てるだけです。
組み立てる際、いくつか気を付けるポイントがあります。
組み立て始める前にPCBを試し、壊れている場合は返品・交換品の購入をしましょう。
全てのスイッチが定位置までPCBに差し込まれているかを確認しましょう。スイッチがPCBから浮いている場合、音が劣化します。