生まれてきたことが苦しいあなたに
本屋で見つけて、図書館で借りた
ルーマニア→フランス
20世紀なので、新しめ
タイトルは釣り
自分も雑誌執筆の打診を受けたことがあるから、気持ちはわかる
表紙もなんだかなあと思いつつ
出版社(星海社)がアレ
末尾で「武器としての教養」とか言ってた、なるほどね
これも教養なのか…(困惑)
note書いてそう
哲学者というより思想家っぽい
形而上学という単語はまれに出てくるが、主に生誕とか自殺とかを取り上げる
政治思想もあったらしいが、あまり取り上げられていない
平易ではあるが、若干くどい?
シオランはうまいこと書くなあ、と思った
訳書にあたってみたい
文庫になっていないので高い
少なくとも「崩壊概論」は府立図書館にある
300ページあるが、サクサク読める
第一部
それゆえどれを読んだらいいんだ、と思ってしまった
つーか「カイエ」めちゃめちゃ分厚くないか?辞書でしょ
自殺、怠惰、衰弱、病気、敗北…
こういうこと書いちゃう人がいるんだね、書いていいんだね、と思った
逆に、自分はそういったことを避けている、とも改めて
法律上書いて良い(表現の自由)のに、それを社会的にもしくは内在する価値観で押さえつけているのは、もったいないな
中二病などのワードをふっかけることには、そういう運動を立ち止まらせる、ネガティブな効用があると思う
ペシミズム vs シニシズム?
しかし、普通はペシミズム=シニシズム(p178)。不思議っすね
衰弱や怠惰の例で、筆者はすっと日常の例を取り出してくれるのだけれど、それってそういうあっさりした日常的なことを言っているの?と疑問に思うことがあった
成功するには憎悪が必要
衰弱する(行動しない)から、よく考えられる
病になるから、自分のことがよくわかる
同意
最近、こういう「やむにやまれず」書くことが増えている気がする。これっていいことなのか、わるいことなのか…。ちょっと落ち込んでいるときのほうが筆が進むというのは、実感としてある。
怠惰な人と殺人者
「生き生きしている」のは後者
レンタルなにもしない人
中立の不可能性あたりよくわかんなかったな
第二部
解脱
よくわからんかった
というより、納得がいかなかった