プライバシー配慮したサービスをご紹介
Author:tdu_na.icon
記事作成日:2022/12/03 17:59
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今回の記事は以下の目次に即しています~
はじめに
こんにちは。Radのメンバーにやろう!とうるさく提案したtdu_na.icon青木と申します。提案者ということもあって、トップバッターで執筆しています。(といいつつ、前日に書いておりますが…)あっという間に2022年も12月となってしまいました。今年は急に寒くなったこともあり、衣替えを完全にミスってしまったので毛布の中で過ごすことが多いです。
今回執筆する内容はプライバシー配慮したサービスに着目したものとします!
技術系統…?と思った人、よくよく考えてみてください。おそらく、近くに何かしらに特化したエンジニアがいます。その人に、「え?まだそんなインターネットサービス使ってるの?」と言われると思います。多分。
いやいや、そもそもプライバシー配慮したサービスってなんだよ!ってツッコむ前にちょっと聞いてください。
普段わたしたちが使用しているインターネットのサービスってなんですか?
ざっくりあげると、
/icons/google.iconGoogle
/icons/twitter.icon Twitter
/icons/Instagram.icon Instagram
/icons/line.icon LINE
などなど…
これらのサービスを扱う上で共通するモノがユーザーに向けて提示されます。
そう、それがユーザーのおすすめに即した広告ですね。
全く関係のない広告流れてめちゃくちゃええやん!と思う人も多いハズ。(実際、僕も思ってた)
しかし、これにはユーザーのトラッキング情報などが扱われていて成り立っています。
具体的な例でいうと、
近くのおすすめのお店の情報が流れる。
ECサイトで閲覧した情報が必要以上に流れる。
こういった情報が増えた今では、自分の情報が使われてちょっと不快…と思う人が多くなりました。
この情報を知った上で上記の代表的なサービスを使っていくうちに、
「他のサービスを使うべきでは…?」
という思想の人が増えてきました。
そもそもこういった広告の情報は、大手企業がユーザー情報を保有していて、おすすめ広告を展開しています。
なので、これからあげるサービスは、あまり知られていないサービスが多いです。
では、プライバシー配慮したサービスを紹介していきます!
DuckDuckGo
https://duckduckgo.com/assets/icons/meta/DDG-icon_256x256.png
DuckDuckGo — プライバシー保護をシンプルに。
『DuckDuckGo(ダックダックゴー)は、インターネット検索エンジンである。利用者のプライバシーの保護と利用履歴等を記録保存しないことを運営方針としている。VivaldiやTor Browserの標準検索エンジンにも採用されている。また、DuckDuckGoは検索結果のパーソナライズを行わないため「フィルターバブル」に陥らない(DuckDuckGoはGoogleのフィルターバブル問題についてブログで指摘している)。本社はアメリカ合衆国ペンシルベニア州パオリ(英語版)にある。』
ユーザーの必要最低限の情報でしか利用しない検索エンジンの一つ。さきほど取り上げた「近くのおすすめのお店の情報が流れる。」といったことは無くなる。Chromeの拡張機能やブラウザアプリとして実装されているため、Google特有のトラッキングが苦手な方はぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。
公式のBlogもあります↓
Spread Privacy
Proton
https://proton.me/static/proton-logo-p-06b2573c4857915f2b3d5949953cee04.svg
Proton — Privacy by default
『Proton AG(プロトン)は、プライバシー特化のサービスを提供するスイス連邦のIT企業である。Proton MailやProton VPNなどのサービスを提供している。2014年設立。』
Googleの主要な機能であるメール、カレンダー、ドライブと同様のサービスを提供している。中でもProton VPNは利用している人も多いのではないでしょうか。
https://scrapbox.io/files/638c6b6551b203001da62c55.png
図. Proton Calendar
Proton Driveと容量が統一されているらしく、500MBまでとなってます。(Googleは15GB)
容量に関しては、後述するMEGAがおすすめです。
Proton MailはProton Mail同士でのやりとりだと、E2EEが標準となっています。
MEGA
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/57/01_mega_logo.svg/640px-01_mega_logo.svg.png
最も信頼され、最高に保護されたクラウドストレージ-MEGA
『MEGA (メガ) とは Mega Limited が提供するオンラインストレージサービスである。』
MEGAはE2EEでアップロードとダウンロードの実装がされていてかつ、標準容量も25GBとGoogle Driveよりも多い容量となっている。有効期限付きではあるが、友達の招待をすると、無料追加で容量を増やすことができる。もちろん従来の課金プランも用意されている。
https://scrapbox.io/files/638c6e62e7fd36001d465bfe.png
iOSやAndroidなどからも使用できるため、個人利用にもおすすめです。また、共有リンクを生成することもでき、大きめなファイルを簡単に共有することもできます。Google Driveの共有に慣れている人は移行にそこまで難しくないので、めちゃくちゃオススメです!(無料アカウントでも25GB使えるので)
Signal
https://signal.org/assets/header/logo-f7ef605fe417d5520d38d546b3b774b4261c75220b9904da4d8b2ffc19a761ff.png
Signal >> ホーム
『Signal(シグナル)は、Signal Foundationが開発しているオープンソースのメッセンジャーソフトウェアである。すべての通信内容がエンドツーエンドで暗号化されるため非常に高いセキュリティレベルが確保される。対応OSは、Android、iOS、Windows、macOS、Linux。主な機能は、テキストチャット、ファイル添付、音声通話、ビデオ通話など。2022年4月時点で、SignalのAndroid版は1億回以上ダウンロードされている。』
Signalはすべての通信がE2EEで実装されたメッセンジャーアプリです。メッセンジャーアプリは本来ならば、サーバーにテキストメッセージやファイルなどユーザーが送信した内容がそのまま保存されています。E2EEは特定のメッセージを受けとったユーザーしか復号できないため、安全性が高いとされています。この技術はLINEのLetter Sealing、InstagramのMessenger、Telegramの個人間メッセージなどがされています。しかし例にあげた3つのサービスには、欠点があります。それは独自のアルゴリズムで設計されているため、透明性が高いとはいえないという状況です。これと違い、SignalはOSSであるため、Githubでソースコードを確認することができます。(透明性が高い)
日本ではLINEが主流ですが、LINEと比較してSignalでは以下のメリットがあります。
すべての通信がE2EE
広告が無い
無料のスティッカーを作成、使用することができる。
といった3つの点があげられます。スティッカー…?と思った人はLINEのスタンプと同等のものと考えて問題ありません。
Signal非公式サイトではありますが、Signal Stickersで検索することができます。(中には、明らかに著作権違反のものがありますので、利用する場合はスティッカーの背景を理解するとともに自己責任で使用してください。) Signalはセキュリティを重んじているため、LINEと同様にスマホは1アカウントにつき1台でしか利用できません。パソコンは5台まで使用することができます。
最近追加された機能として、Signalでストーリーを作成することができるようになりました。使い方としては、Instagramと同じです。
アカウント登録する際には、電話番号が必要です!
まとめ
いかがでしたでしょうか。ここまで見る限りだと、代替サービスを紹介しているだけですが、恩恵もそれなりにあるんじゃないかなと思います。日々なんとなく使っているサービスは、知らぬ知らぬところであなたの情報が使われているという点を今一度考えるキッカケになったら嬉しいです!
ではでは~