『移民船から世界をみる』に
『移民船から世界をみる』に移民船は帝国臣民を運ぶ非公式な帝国の領土だった、帝国航路は英米仏蘭の航路の延長線上にあり、それに協力・対抗しつつ20世紀前半までに開設され、1970年代まで移民船は存続するが、やはり帝国航路の延長線上に張りめぐらされた空路による移動へと移行していった、とある 現在の空路には「帝国航路」感をあまり感じない 抽象的な話になってしまうけど、船は貨物と感染症と奴隷を運んだけれど、旅客機は貨物と感染症しか運んでいない(雑な言い方なのはわかっている) 「植民地主義は戦争につながっている。その富国強兵を国是とした日本の近代化を、産業構造の基盤で支えたものは石炭だった。」『森崎和江コレクション2』「石炭産業の崩壊に立ち会って」