(教材)11【forによる反復】
■1. forの書き方
「同じ作業を10000回繰り返す」という時に便利なのが,for文である.
Pythonのfor文の文法はシンプルだ.
code:forloop.py
for ループ変数 in イテラブルオブジェクト: #◀◀ セミコロンは必須 ループ処理ブロック
…………
ループ処理ブロック
これで「ループ変数を変化させつつ,イテラブルオブジェクトの数だけループ処理を繰り返す」 という意味になる.
★イテラブルオブジェクト ( iterable object ) というのは,中身が反復可能なデータのこと.複数の値を含むリストやrange()関数などが該当する.
※今はよくわからなくても前に進んでよい
下の記事の「forの基本」の項目,「listのfor文」「rangeのfor文」を読み,実際に入力して確認しなさい.
※listにはこういうデータ型があるんだ,とざっくり把握すればOK!
ここで覚えてほしいのは,反復回数や範囲を指定するrange( )関数を使うこと.
例:「はい!という表示を10回繰り返す」のなら,こうなる.
code:lesson11-01.py
for i in range( 10 ):
print( "%dはい!" % ( i+1 ), end="" ) # ◀◀ 改行しない書き方
print( "" ) # ◀◀ これはforブロックの外
★実習★ 上のプログラムを実際に作成し,実行して確認しなさい.
ファイル名は,lesson11-01.py
range( )関数については,繰り返しの回数を指定するだけでなく,「5から10」とか「2から100を2つ飛ばしで」などの指定ができる.
★実習★ lesson11-01.pyのrange(10)を,range(6,70,7)に書き換えて,何が起きるか確認し,"6,70,7"がどういう意味かを考えなさい.
ファイル名は,lesson11-02.py
■2. breakとcontinue
ループを繰り返している中で,途中でやめたり,次の行をパスして次のループを始めたいときがある.
その時に活用できるのが"break"と"continue"だ.
break: ループを抜ける
continue:次のステップ(命令行)に進まず,次のループを始める
else: if文と同様にelseを使うこともできる
forループの中では実際にはあまり使われない
※これらはwhile文の中でも有効
★実習★ 以下の記事を読み,実際に入力して確認しなさい .
(ほぷしぃ)
ファイル名は特に指示しないが,必要なら lesson11-03.py, lesson11-04.py…とでもすればよいだろう.
※上の記事の最後の「Javaとの比較」は必須ではないが,読めば,Pythonがいかにシンプルな言語かというのがよく分かる.
以上.
2023/7/19