C.Tips02:OS★ファイラで拡張子表示
◆拡張子って?
WindowsやMacOS等,各OSのファイル名には拡張子がつく.
拡張子とは,ファイルとアプリケーションを関連付けるためにファイル名の最後に付けられる"."以右の文字列である.例えば,
プレインテキスト → ".txt"
MS Word → ".docx"
Libre Calc → ".ods"
◎Windowsのファイルはほぼ全て拡張子が付く
Windowsは拡張子がなければアプリとの関連付けがなくなってアプリを呼び出せなくなる.
拡張子によって起動するアプリが判定される.
※拡張子を変更してしまうと対応アプリが起動しない
起動アプリを一時的に指定することも,継続的に変更することも可能
エクスプローラーで拡張子を表示させるとわかりやすい.
◎MacOSはファイル種類の認識方法はは3種類
MacOSも拡張子を使うが,場合により拡張子なしでも起動する.
1. 拡張子による
2. マジックナンバーによる
← file ファイル名 で調べられる
3. 拡張属性:"com.apple.LaunchServices.OpenWith" による
← xattr -lで調べられる
◎ファイルの可搬性のために拡張はつけよう
拡張子不要のOSであっても,ファイルを他人と共有する場合,相手がWindowsだとまずい.
このことを勘案すれば,どのOSでも新規作成ファイルには拡張子をつけておくことを推奨する.
拡張子があればユーザがわかりやすい
ファイル共有の際に相手がどのOSかわからない場合に対応しやすい
アプリでファイルを作成し,保存する際には拡張子を確認するようにしよう.
MacOSのLibreOfficeの場合,保存する際に「拡張子をつけるか」のチェック欄があるので必ずONにしておく.
https://gyazo.com/d10d2dd808dd8237e755b4b482561f37
次にファイラについて説明する.
◆ファイラのデフォルトは拡張子が見えない
ファイル一覧を見たり操作をするツールを「ファイラ」という.
OS標準のファイラは
Windows =エクスプローラ
MacOS = ファインダ-
これらのファイラのデフォルト(初期設定)では,拡張子は表示されない.
ただなんとなくアプリを使うだけならそれでも構わないが,拡張子を表示させておくほうが断然便利.
ダウンロードしたファイルの種類を確認する
ファイルやアプリにトラブルがあった場合に確認する
ファイルの種類を変換する
等々,様々な種類のファイルを使い分ける上で,とても大切.
以下,OS別に設定方法を紹介する.全員,この設定をしておくこと.
◆Windowsでの拡張子表示
1. エクスプローラを起動:
※エクスプローラーアイコンまたは Winキー+E で起動 ← ショートカットキーを覚えると便利!
→ 2.メニュー右端の「オプション」をクリック
※Windows11では右端三点アイコン → オプション
https://gyazo.com/331dc8958b3ec5329248aaf68496f371
→ 3.「表示」タブをクリック
→ 4.「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを 外す
→ 5.「OK」ボタン
https://gyazo.com/0e3fff4c99486fcca316d349f017c95bhttps://gyazo.com/25c9ee8dc4d5208f3ffe31ddb02bc10f
↑↑ 左:Windows10、右:Win11
◆MacOSでの拡張子表示
ファインダーでの拡張子表示方法は以下の通り.
「Finder」>「設定」>「詳細」
>「すべてのファイル名拡張子を表示」を選択
以上.
2024/4/12