計時(99)雑多メモ
「オンラインで計時ってどうやるの?」からスタートしたこのシステム.
「できる」ところまではこぎつけたかなと思います.
当初の目標は,
Teamsで発表時に時計を表示
時間が来たらチン!を鳴らす
この2点でした.
ネットで調べ,複数のPCで確かめること幾星霜.
あちらを立てればこちらが立たず.
1つクリアしたと思ったら,別のところに問題が.
一言で「計時」と言っても,一筋縄ではいかないことを思い知りました.
以下,清書の前の乱雑なメモですが,日誌的な面もあるので,残しておこうと思います.
読んで頂くのは勝手ですが,なにかの参考になるのかどうかは知りません(^^).
★PC内サウンドミックス
PC内ではマイクとシステムサウンド(音楽再生とかWindows音)とは別扱い.
通常はフィードバック(ハウリング)を避けるため,システムでマイク音声をスピーカに流すことはない.
しかしオンライン会議ではBGMや映像の音を流したい(時もある).
ここで問題なのは,
あえてマイク音声とシステム音を混ぜて,両方を出力(ループバック)したい場合
→ どうすれば?
さらにその出力先をスピーカでなく,別のアプリに接続したい場合
→ どうすれば?
音響システムを触ったことのある人なら「ミキサー使えば簡単じゃん」となる.
2つのサウンドをミックスするのは当然
出力もルーティングを変えるかケーブルを繋ぎ直せばいい
ミキサーなしでやるには?
Windowsの中ではデフォルトではできない!
★OS内でミックスとルーティングをやれる方法
方法は3つ.
1. Windows謹製「ステレオミキサー」を使う
2. ちゃんとした外部オーディオI/Oを使う
3. バーチャルサウンドドライバを使う
◎ステミキつかう?
Windows10には「ステレオミキサー」というサウンドデバイスが存在する
これを有効にすれば,2つの音のミックスが可能になる.
いいじゃん.難しいことせずにこれを使おうよ.
……とはいかなかった.
◎「ステミキ」が使えない!
Windowsで「ステレオミキサー」を有効にする.→ できないPCが!
←Win10だったら全部できる? → そうではなかった(T_T)
さらに.ステミキが使えるPCでも声がミックスできないケースも.
結論:ステミキあかんやん.博打やん.
◎外部オーディオI/Oは?
ちゃんとしたI/Oはルーティング機能がついている.
ドライバにソフトウェアミキサがついているものもある.
これを使って設定してしまえば簡単.
ただし.ちゃんとしたデバイスはそれなりの価格.(数万円~10万円以上)
しかもルーティング機能があるのかどうか,よくよくよ~く調べないとわからん.
メーカーページに掲載の仕様書にも載ってないことも……
PCオーディオの専門家に聞くのがいいがそこらに転がってはいない
→ 購入したけどループバックが使えないとか,シャレにならん
デバイスドライバが安定しているか → テスト期間が必要
モデルの違う複数のPCで安定して稼働するか→ テスト期間が必要
準備期間もごく短.予算もない. → これはパス.
◎バーチャルサウンドドライバ
しくみは簡単.
PCのスピーカ出力をCABLE Inに放り込み
CABLE OutをTeamsのマイクにとして放り込む.
→ つまりバーチャルな接続ケーブルというわけ.
◎VB-CABLE使ってみた
「チン」は鳴らすのに成功.おお.
X → しかしマイクがPCのアウトにミックスされない
← これはおいらの勘違い.OSのマイク設定で可能になる!
はじめ,VB-CABLEを理解できず,やっぱりミキサーがほしいなと.
https://gyazo.com/c6e2ee3a78457c357b00ae96d8079d7c
いい感じじゃん.わかりやすいし
◎VoiceMeeter残念……
2021/1/9: このアプリで接続できた.
サウンドの再生とマイクを同時に使えそうな雰囲気.
……だがしかし.
マイク音声の遅延と切断がめちゃめちゃ起きる.
しゃべるとブチッと切れる.これでは使い物にならない.
→ 利用を断念.
◎VB-CABLE再考
で,もとのVirtual Cableとマイクの設定をよくよく考えた.
サウンドコンパネ → 録音設定 → マイクのプロパティ
https://gyazo.com/0a8d1d8222e0846a2bc6f12047c57143
「聴く」タブを表示し,
1. 「このデバイスを聴く」をチェック
2. デバイス名を「CABLE Input」に変更←Virtual Cableの仮想デバイス名
3. 「適用」をクリック
https://gyazo.com/11d24d40e7672fd9b9647fe645dbbeaf
「レベル」タブを表示し,
1. マイク音量 → 100
2. マイクブースト → +10.0dB 程度?←小さい音を拾ってもらう
3. 「適用」
https://gyazo.com/b568a137b698fab71cd61fcd49d6e9d3
「詳細」タブを表示し,
1. 規定の形式(ビット深度と解像度)をできるだけ他のデバイスに合わせる.
※やたらハイレゾ設定になっていたりするが,今回の用途であれば,16bit,44.1KHzや48KHzで十分.(下スクショは48KHz)
※アプリで切り替えも可能だが,すべての音デバイスで合わせておくほうがトラブルリスクが低い.はず.
2. 排他モードはどちらでもあまり影響はない.
https://gyazo.com/3650256bbf8ccbb1d859ac9abd4464cc
★上の設定後,Teamsの「マイク」を「CABLE Output」に設定すれば,計時アプリの「チリン」も計時係の声も聞こえた!!ヒャッホウ!
https://gyazo.com/123217cb74d99087856346e3ee303c3d
◎この時のOBSの設定:
OBSのミキサー設定は,OBS自身の出力設定ではない.バーチャルカメラ機能はあるが,バーチャルスピーカ機能はないということだ.
なので,OBSの音声設定は全部「無効」 → ミキサーは空っぽでいい.
※あくまでも ここでのOBSは「バーチャルカメラ」として使うことしか考えていない.YouTubeなどでのライブはまったく頭にないのであしからず.
▼トラブル発生!
Virtual Cable調子よく使っていたが,雑音が混入するトラブルが.
PCのハードとの相性か? → 結局原因不明
対応:チーンの直前にマイクをONにする ← ときどき忘れる……(TT)
◎ステレオミキサー」が有効な場合:
断念したステミキだが,うまく使えるPCもある.(本来うまく使えなきゃだめ)
OBSの音声設定:関係なし
Teamsの マイク設定:「ステレオミキサー」
→ システム音がTeamsの相手にもちゃんと届くのを確認!
→ マイクもミックスできているPCを確認!
◎ここでふと.まてよ.
ステレオミキサが有効にできるなら,VB-CABLEでの設定同様,
マイク設定 → 「このデバイスを聴く」 → 送出先を"CABLE Input"に
これができればVB-CABLEインストールせずにやれるかも……!
→ 結論:甘かった……orz...
マイクの送出先としてステレオミキサーは見えない!
本来のミキサーなら絶対見えないとおかしいのにぃ
←OSのプログラマ,ミキサーってなにかわかってるの?
◎ 大結論.
「ステレオミキサー」は捨てろ
PCによってできる/できないという時点でもう失格.
統一的なマニュアルがかけない.
→ VB-CABLEを利用することに統一.
★できてないのはマイクのテスト!
← 2021/1/10 できた.試行錯誤の上成功した.
結論から言うと, VB-CABLEを使えば,やれる.
デバイスもUSBマイクだろうと内蔵マイクだろうと外付けだろうと無関係に,マイクとPC本体の再生音をミックスし,ルーティングをTeams会議に向けて送出することができる.
◎ところが……
→ ※後日,USBマイクでテスト中,マイクのハウリングが!あれ?
→ USBインタフェースがマイクのスピーカへのループバックに対応していないとダメらしい.そりゃそうだな.うんうん.
→ ※USBのマイクではなく,PC内蔵のマイクで接続すれば安定する
USB接続するなら,ちゃんとしたI/Oを使え,ということね.
◎DAWを使ってループバック
ふと思いついた.
音楽制作ソフト(DAW)ではマイクをループバックして自分の声を聞くことができる.
これ,つかえるじゃね? → 時間ぎれ
2021/1/22
◎モニタシステムでの音響は:
各PCではなくモニタシステムでの音響はミキサを導入した.
← OSでゴニョゴニョやる事に根負けした.
ミキサのAUX/FX OUT → 4CHヘッドホンアンプ → 各PCにのMic Inに
ミキサのINには各PCのPhone Outとマイク.
目次:
計時(4)起動・スタンバイ