50.A レポートの指標
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◆課題のまとめ
★このテーマは「課題解決型」(PBL)!
PBLのキモ:各課題への提案 → 評価を示す
課題1. 通信条件の発見:
サーバに接続 → ログイン → 通信条件発見
課題2. 信号の精度評価:
通信信号観測/測定 → 通信条件精度評価
課題3. 信号測定の再確認:
再測定・確認 → データを比較検討
課題4. 思考実験
無茶振りのアイデア → 具体化する
◎PBLの報告って?
※「やったこと」「結果」だけの報告では不十分!
★PBLで大切な事
1. 方針「どうやって問題にアプローチしたか」
2. 過程「どんな試行錯誤があったか」
3. 評価「プロセスと結果から何がわかるか」
◎PBL報告(1)
1. 「どうやって問題にアプローチしたか」
やることの方針・理由・目的が必要!
BreakDown: 大きい課題は?
→ そのためにどの実験?
← それはなぜ?
得られるであろうデータから何がわかる?
★最初からはわかってない!
→ だからこそ……
◎PBL報告(2)
2. 「どんな試行錯誤があったか」
実験に至ったプロセスの記録が大事!
※記録係!大切!
どういう経緯で意思決定したか
何を省略した( もしくは諦めた )か
トラブルは?うまくいかなかったことは?どうやって回避/克服した?
★これはOnly Oneの記録!
◎PBL報告(3)
3. 「プロセスと結果から何がわかるか」
結果をまとめるのは当然
プロセスと結果を両方眺める!
→ 足りないことや課題が見えてくる
→ 原因は?(推測)
その課題に必要なものは?(計画)
★これもOnly Oneの考察!
◆まとめ:何を書くか
1. 目的・課題はなにか
2. それに対してどんな方針と手順を立てたか
3. プロセス:失敗,やりなおし,別方法等々
4. 結果数値をまとめて整理
5. 元の課題に対する実験の評価
6. 気になる事を深掘りして考察
→ 今後どうすればいいか
◆レポート=報告書とは
これらを,
読み手にわかるように
順序を整理して
項目(節・小節)を立てる
のが,レポート(報告書)!
※具体的な提出方法は 50.E レポート提出(manaba) を参照.
◆レポート構成
理工系のレポートや論文はだいたい同じ構成になっている.
50.D レポート雛形
code:レポート構成のパターン
1. 報告書の概要
1.1 背景・目的・主課題の提示
1.2 方針・手段概要
2. 主題1
2.1 目的・課題
2.2 方針・条件
2.3 手順
2.4 結果
2.5 まとめと評価
2.6 考察
3. 主題2
3.1 ...(以下,上記と同じ構成)
4. 主課題に対する評価・考察・今後
★本テーマでの推奨レポート型3種
時間の無い中でまとめる → 重点をおいてまとめる
1. データ中心
2. プロセス中心
3. 考察中心
【解説】
1. データ中心
取り組んだ主課題と班の方針
手順と得られた結果の詳細
データ表とグラフ提示
結果の解析・評価
2. プロセス中心
取り組んだ主課題と班の方針
トラブル,再測定,方針変更等の記録
結果とグラフ提示
プロセスについての考察
3. 考察中心
取り組んだ主課題と班の方針
結果とグラフ提示
結果のからの考察,再実験の提案etc.
★重要★
課題に対する班の方針は必須
グラフは必須
「本レポートは〇〇中心にまとめた」という宣言?がほしい
★期日までに書くには?
逆算し,大切なものから書く
何を伝えるのが一番大切か判断する
それをまず最優先で作成
自分の書くスピードを知っておく
書く前にデータを整理する
取得したデータ共有・確認!
★書き方は……
実験書-共通編「レポート作成ガイド」参照.
◎第2章 レポート作成ガイド - 電子情報実験I・II:実験書-共通編]
レポートがちゃんと書けているかどうか,レポートチェックリストを活用
50.C チェックリスト
表紙のフォーマットに困ったら
50.D レポート雛形
参考:本学ライティングサポートセンター
▲▲ レポート作成の相談に乗ってくれる
以上.次は▶▶50.B グラフの作成
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2024/9/18