第四間氷期
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新潮文庫・長篇
概要
日本でSFという概念が確立する前に発表された、先駆的なSF作品。
おすすめポイント
思考実験の楽しさ。
安部公房の作品の楽しさのひとつに、物語内での思考実験の面白さというものがあります。この作品では、何回も思考実験の場面が登場する上、物語を通して一貫してある姿勢を示し続けているので、公房の長篇に初めて触れるという方でも読みやすいかと思います。
短篇を読んで公房を気に入ったのならば、この作品で長篇に慣れて、「箱男」に進むのがいいのではないかと思います。
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