世界の中心で愛を叫んだけもの
概要
愛と怒りの作家エリスンの代表作。
TVアニメ版『新世紀エヴァンゲリオン』の最終話タイトル「世界の中心でアイを叫んだけもの」の元ネタとして有名ですが、実は内容はまったく関係ありません。
多分SFでも1、2を争う有名な作品。
おすすめポイント
とにかく「愛」と「怒り」に溢れた作品。
あらゆる時間で、あらゆる空間で様々な出来事が起こりますが、そのすべては愛と怒りに集約されます。かなり読みにくい作品ではあるものの、いちど作品に込められた熱量にあてられてしまうと、もはや並のSFでは満足出来なくなってしまいます。
円環状の時空で描かれる「愛」と「怒り」、そしてそれらふたつの根源であるのに作品では描かれないある「もの」。エリスンが何を描き、何を描かず、何を伝えたかったのか、読み直すたびに楽しめる作品です。
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