いっしょに生きよう - 卜部理玲のＳＦブックガイド

いっしょに生きよう

https://gyazo.com/21acd52e273501ad9dd141368e19481a

ハヤカワ文庫SF・アンソロジー『SFマガジン700【海外篇】』収録

概要

”もっとも男らしい作家”と呼ばれた女性作家、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア。

その男らしさというものがどういうものなのかが分かる作品。

おすすめポイント

ティプトリーの”男らしい”短篇。

ティプトリー作品は大抵の場合登場人物が全滅するというラストを迎えますが、本作では既に登場人物が死んでいます。

そこからどのように物語を展開していくのか、ティプトリーの腕が光る一作です。

次に読むSF

同じ作者から選ぶ

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「たったひとつの冴えたやりかた」

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「接続された女」

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「愛はさだめ、さだめは死」

違う作者から選ぶ

アーシュラ・Ｋ・ル・グイン「オメラスから歩み去る人々」