精神のモジュール形式―人工知能と心の哲学
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精神のモジュール形式―人工知能と心の哲学 (1985年) | ジェリー・A.フォーダー, 伊藤 笏康, 信原 幸弘 |本 | 通販 | Amazon
第一部 心構造の四つの説明
生得的情報はやがて子どもの第一次言語資料と作用する
その本質は計算であると考えられる
しかし計算とは本質的には含意、確証、論理的帰結などの意味論的諸概念と結びついている
記憶ってなんだ?
記憶とはある種のの機構
その点においては手や肝臓や心臓に類比される
記憶が一種の心器官であると考える意味では言語能力というのものはあきらかに心器官ではない
???
デカルト的
7足す12は19
これはあなた自身が持っている知識から結論されるものを導出する手段ないし方法を持っているそれゆえに算出できる
水平的能力
多くの場合や場面で活躍できる能力
コミュニケーションスキルとか
垂直的能力
限定的な範囲で活躍できる能力
プログラミングスキルとか
つまりソフトスキルとハードスキルってことかなrkasu.icon
記憶力というただ一つの能力があるとするならば何か一種類のものの記憶にすぐれた人はあらゆる種類のものの記憶にすぐれていないといけない
チョムスキーは数学的情報のみで知識を生得的に確定できるとしているがフランツ・ヨーゼフ・ガルはそうとは思えないとの主張
数学的以外にも記憶力や判断力、想像力など心理機構もそれ自体生得的に確定できるとしている
機能単子性(モジュール)
人間の認知系の作用はモジュールによって計算機みたいに処理され脳内で変換される
第二部 認知機構の機能的分類
機能単子性を計算機みたいと言ったがこれはチューリングマシンを例に説明
チューリングマシンの基本は停止、開始、テーブを動かすアクション、テープをReadする、テープを動かしたら状態を変える、出力する)の動作で漏れなく計算される
人間が言語を入力として受け取る際もチューリングマシンのような装置を手本にできる
まず入力としてはの脳の計算機が理解できる言語でなければならない
知覚がしなかればならぬことは、思考が理解できるようなしかたで世界を表示することである
世界を表すなにかでありさえすれば入力は何でもいいわけではない
結局入力と出力には型(タイプ)があるな。。
世界は型理論でできているrkasu.icon
心理的処理過程を機能によって分類すると
変換器
入力系
中央処理装置
中央処理装置はコンパイラーみたいな感じで符号化して翻訳するみたいな単純な意味ではない
第三部 入力系の機能性単子性
出力は強制的に行われている
ミュラーリヤー錯視
入力分析は変換器の出力が中央過程に到達しうる唯一の通路を提供する点で強制的である
ここでいう変換器って?
視覚入力(光の波長)を画像として認識できる形式に変換、聴覚入力(音波)を言語音やリズムとして解釈可能にする装置的なもの
感覚データはそのままではノイズが多いから中央過程で利用可能な形に整形する必要がある
この整形を行うのが変換器だろうなおそらくrkasu.icon
感覚入力が並列的に処理される
入力分析器はひとつではなくいくつか存在しそれらは互いに他の情報は呼び出せないようにモジュール化されている
記憶の等速呼び出し
第四部 中央系
機能的分類法
入力分析(信念固定)
主題による分類法
領域特異的(領域中立的)
計算性格による分類法
遮断的(クワイン的/等方的)
難しい本でした。。。。。。
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