交渉の話
交渉が必要となる条件
自分が「こうしたい」という理想的な状態と、現状にギャップがある
そのギャップを埋めるために、他のステークホルダーが何かしてくれないと、何もできない
そんな背景で、交渉が必要になる
大前提
自分の理想と現状が一致していない
理想に近づけるために、相手の働きかけが必要になる
よくありそうな背景
相手の利害と、自分の利害が一致していない
利害が一致していても、その閾値に達するまでの条件に食い違いがある
たとえあらゆる条件が一致していたとしても、交渉というプロセスの有無が、お互いの感情になんらかの作用を引き起こしうる
そもそも交渉と言うのは、お互いが納得するのが最大のゴール
納得するための条件は?
お互いに気持ち良い
お互いに目的を達成できそうなイメージを持てる
交渉の有利不利とは?
明らかに交渉が決裂し、自分に不利な条件 / 望みが達成できないことが決まるとわかっている時
ex.賃上げを要求するものの、より低賃金でも働きたいという人がたくさんいる状況
交渉の時の価値基準を、明確にしすぎない方が良い
価値基準には、それを決定するメタな原理がある
自分の立場を守りたい/〜〜を失いたくない/〜〜が絶対に欲しい など人間の根源的な欲求
TOCのクラウドでは、対立を乗り越える方法として、メタな欲求に目を向けることで、お互いが本質的な目的に向かえる=建設的な交渉ができるような、議論の土台を提供する方法が示されている