【殺陣の知識04】シンとカラミ
シンは「芯」:主役
カラミは「絡み」:やられ役
★シンとカラミの動き
原則的なルールがあります.
1. カラミが先に抜く → シンはそれを見届けて抜く
※演出上の例外はある
2. シンが抜刀し,抜きつけ,構え終わったらアクションスタート
※ほかにも合図はある
3. シンとカラミの「間」は切っ先一尺(30cm)程度
そのままでは互いに剣は届かない
一歩詰めて構えたら,次の一歩で剣が届く
※もちろん演出上や流派の例外はある
★一対多人数の場合
シンの抜きつける先と睨む先は,人数によって変わります.
1. 一対二の場合:一人に抜きつけ( たいてい向かって右側 ),もう一人を睨む
→ その後,反対側に付け替え,睨みも入れ替える
→ それから二人の間に構える → アクションスタート
2. 一対多数の場合:右側半分の中央につけ,反対の中央を睨む.
→ 反対側に付け替え,睨み替える
→ 集団の真ん中に構える → アクションスタート
3. 多数に囲まれた場合:前方右側に抜きつけ,肩越しに左後ろを睨む
→ その後,反対に付け替え,右肩越しに睨む
→ 一番強そうな人を正面にして構える → アクションスタート
※多数の場合はシチュエーションにより様々な演出がなされるので,あくまでも参考です.