データストレージの種類
ストレージの種類
ファイルストレージ、オブジェクトストレージ、ブロックストレージが存在する
1. ファイルストレージ
特徴
最も歴史のあるデータ・ストレージ・システムで、多くのユーザーが慣れ親しんでいる形式
フォルダ/ファイルパスを使ってファイルにアクセスすることができるようになっている
デメリット
保存されたファイルは、作成日、変更日、ファイルサイズなどの付加できるメタデータが制限されている
また、このシンプルな組織構造は、データ量が増加するにつれてファイルやフォルダをトレースするためのリソース要求の増加により、パフォーマンスが低下する可能性がある
上記に対応するには、システムを増設してスケールアウトする必要がある
2. オブジェクトストレージ
特徴
オブジェクトベース・ストレージとも呼ばれ、ファイルをピースに分割してハードウェア間に分散させる、フラットな構造を採用している
すべてのオブジェクトがフラットなアドレス空間に格納され、ファイルストレージのような階層構造とは異なる
すべてのメタデータは、個別のファイルシステムテーブルまたはインデックスの一部としてではなくオブジェクトと一緒に格納され、一意の識別子を持つフラットアドレス空間に格納されるため、インデックスの作成とアクセスが容易
オブジェクトストレージのメタデータには非常に詳細な情報を格納でき、たとえばビデオの撮影場所、使用したカメラ、各フレームで中心になっている俳優に関する情報を保存できる
主要サービス
3. ブロックストレージ
特徴
記憶領域をボリュームという単位に分割して、そのボリュームを更にブロックという固定された長さの単位に分割して管理するストレージ
ボリュームとブロックにはそれぞれ番号が割り振られ、これらの番号をしていすることで、データへのアクセスが可能となる(ブロックアクセス)
ただ、一般的にユーザーはブロック番号を指定しアクセスをするのではなく、ブロックストレージ上にファイルシステムを作成し、ディレクトリ名やファイル名でデータにアクセスをする
メリット
ブロックストレージは独立したブロックによるデータ管理が可能なため、データに素早くアクセスできる、ということが大きな特徴
主要サービス