技術的負債の「会計的」性質について
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技術的負債の「会計的」性質
超要約
「技術的負債」は「負債」ではなく「引当金」として捉えた方が会計上は正しそうという話で、技術的負債とワイらが呼んでいるアレの捉え方を変える何かになるかも(今のところ特に無いんだが…) 個人的まとめ
会計上の負債について
会計上 「負債」というのは、「過去の事象によって生じた現在の義務であり、経済的便益の流出を伴うと想定されるもの」と定義されている
つまり、返済の義務が必ずあるのが会計上の「負債」の性質と言える
技術的負債と呼ばれているアレについて
会計上の「負債」は返済に義務があるものだが、技術的負債と呼ばれているアレは必ずしも返済の義務は無いと言えそう 例えば、変更容易性の低いコードを仮に書いたとしても、事業の性質上将来にわたってそこが変わることのない部分なのであれば、返済の義務は別に無い
つまり、技術的負債は会計上の「負債」とは別の性質を持っていると言える
結論:技術的負債じゃなくて、技術的引当金なんじゃね?
引当金とは?
企業会計において将来発生する特定の費用や損失に備えるため、あらかじめ当期の費用として繰り入れて準備しておく見積もり金額のこと
つまり「技術的負債的なアレ」を生じさせることは、そのコードによって発生する将来的な費用を確保しているといえて、「借金をする」とは少し意味合いが異なるものになる