プラトン
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プラトンのイデア論は、
この現実の世界は仮象の生成流転する世界であって永遠に存在するものはなにもなく
イデアの世界こそ真実在であるとし、最高のイデアは、善のイデアであるとし、存在と知識の最高原理であるとした。
プラトンは、『国家』篇第五巻において
哲学者は、知を愛するが、その愛の対象は、イデアの世界の「あるもの」であるのに対し
ドクサを抱くにすぎない者の愛の対象は、仮象の世界の「あり、かつ、あらぬもの」であるとして存在論と知識を結び付けている。
彼によれば、この宇宙は、神が質料(ヒュレー)からイデアを範型として制作したものであって
無から創られたものではない。
彼の宇宙ないし自然に対する見方はソクラテス以前の哲学者のそれと決定的に異なっており
これがアリストレスに受け継がれていくことになった。