アサキモデル
アサキモデル
そこに中枢として単子(モナド)が自然発生するダイナミクスを検討する
複数のモナド間の支配・被支配の関係
ある対象について明晰なクオリアを持つモナドは
ぼやけたクオリアしか持たないモナドより能動的であり
受動的なモナドに対して作用を及ぼすことができるとライプニッツは考えた
人間の社会的な組織集団を考える
各モナドは集団のメンバーの心だとする
メンバーがそれぞれ世界を認知観察しつつ様々な疑問を持ち自分の質問に対する回答や意見などの知識を求める
もしある特定のメンバーが物知りで多数のメンバーの質問に答える能力を持っていれば
対話を繰り返すうちにそのメンバーはやがて集団のリーダーとみなされる
そしてリーダーの回答が単なる個人的な回答にとどまらず
いずれ3人称の客観知識に近い権威を持つようになっていく
リーダーは、他のメンバーから信用される偉い存在
メンバーは、リーダーに信用されようと無償で意見を預けることもあるだろう
こうしてメンバー同士の対話が頻繁に行われる時
あるメンバーが他の多くのメンバーから借りた知識を一時的にせよ集約してたくさん身に付け
いわば知の交流センターのような役割を集団の中で果たす場合がある。
この時そのメンバーは名実ともに集団のリーダーと言う存在になる