菅亮平 / Ryohei KAN
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Photo: © Kensuke Hashimoto
1983年愛媛県生まれ。2009年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業、2011年に東京藝術大学大学院美術研究科油画技法・材料専攻修了。2013年に「ドイツ学術交流会奨学金(DAAD)」を受賞して以降、ミュンヘンと東京を拠点に活動し、2016年に東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了、博士号(美術)を取得。2019年にミュンヘン国立造形美術アカデミー修了、フローリアン・プムへスル教授のもとでマイスターシューラー号を取得。「空虚(Void)」をめぐる思考をもとに、多様なメディアを横断的に扱いながら作品制作とアートプロジェクトに取り組み、国内外で発表する。
2019年より東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻非常勤講師を経て、2020年に広島市立大学芸術学部に講師として着任。また、2021年より広島県福山市の商業施設リノベーション再生事業「iti SETOUCHI(イチ セトウチ)」とともに発足した、コンテンポラリーアートの企画・運営事業を行う「Setouchi L-Art Project / 略称:SLAP(スラップ)」の立ち上げに携わり、2022年に総合ディレクターに就任。瀬戸内エリアの文化創生・振興プログラムの企画・監修・運営に取り組む。美術作家、大学教員、アートディレクターとして、アートの可能性を実践的立場から探求し続けている。
近年の主な個展に「Half-life of Archetype」(広島県立美術館 / 広島 / 2023年)、「K 15-30D」(広島芸術センター / 広島 / 2022年)、「Cube with Eye」(スイッチポイント / 東京 / 2019年)、「As you see it」(ヤマモト・ケイコ・ロシェックス / ロンドン / 2019年)、「In the Walls」(資生堂ギャラリー / 東京 / 2017年)、「Room A.EG_05」 (ミュンヘン国立造形美術アカデミー / ミュンヘン / 2014年)、「White Cube」(トーキョー・ワンダー・サイト / 東京 / 2013年)などがある。
主な受賞歴に「デビュタント・スポンサーシップ 」(バイエルン州科学芸術省 / 2019年)、「第一回枕崎国際芸術賞展 大賞」(2016年)、「野村美術賞」(2015年)、「シェル美術賞2012 島敦彦審査員賞」(2012年)などがある。