加藤翼 / Tsubasa KATO
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パフォーマンス、構造物、映像を用い、他者とのコラボレーションやグループによる共同実践を通して活動するアーティスト。代表作「Pull and Raise/Topple」シリーズでは、大勢による構造物の移動をパフォーマンスとして行い、社会的緊張や協力関係を可視化する。福島でのプロジェクト、韓国と日本の間にある無人島でのパフォーマンス、マレーシアの難民との協働など、政治的・社会的背景をもつ作品を多数展開し、地政学、境界、移動といったテーマに取り組んでいる。また、アメリカで始まった「Songs While Bound」シリーズや、香港での「Superstring Secrets」など、音楽や言語を取り入れた作品では、国家、監視、記憶を主題に、個人と社会の関係性を問いかけている。
主な展覧会に、「STAND」(ウォーターミル・センター、ニューヨーク)、「縄張りと島」(東京オペラシティ アートギャラリー)、「Scratching the Surface」(ハンブルガー・バーンホフ現代美術館、ベルリン)、「They Do Not Understand Each Other」(大館當代美術館、香港)、「あいちトリエンナーレ2019」(愛知)、「Uprisings」(ジュ・ド・ポーム国立美術館、パリ)などがあり、協働やアイデンティティの再考を促すインスタレーションを発表している。