ラズパイ発表システムへの道(4)計時アプリ自動起動
◎これまでのあらすじ.
プロトタイプができたところで,計時アプリを自動起動したい.
その前に,計時アプリの紹介.
◆計時webアプリ「プレゼン用タイマー」
2020/8月現在最新:version 7
これをローカルに保存し,学科用にアレンジさせてもらっている.
多謝.
最近アクセスしたら,version7になっていたので,あわてて学科用のもversion7ベースに変更.
これは設定を記憶するのにcookie使っている.
ので,version6では,web page保存をして,それを再利用していた.
それもちょっとアレなので,今度は書き換えは最低限にしておいて,ラズパイで読み込んで保存することに.
……まだ試してない.version6で機能は十分だから.
◆計時アプリの自動起動
全画面表示の必要はないが,計時アプリをたちあげるところまでは自動でやりたい.
ぐぐったら ▼▼ を見つけた.
この中では,lxsession を使うのが簡単そうだ.
自動実行するのはchroniumブラウザ.
code:lxsession設定
$ mkdir -p ~/.config/lxsession/LXDE-pi
$ cp /etc/xdg/lxsession/LXDE-pi/autostart ~/.config/lxsession/LXDE-pi/
$ vi ~/.config/lxsession/LXDE-pi/autostart
※最下行に実行ファイルを記述. ▼▼
@/usr/lib/chronium-browser/chronium-browser-v7
これでchromiumが自動起動する.
さらに,chroniumの設定で,計時システムのhtmlファイルを必ず読み込むようにする.
chronium実行オプションをしていするのもいい.
htmlファイル指定: --app=URL ← メニューなしのシンプルウィンドウで起動
いきなりフルスクリーン: --start-fullscreen
書き方の例:
code:オプション付起動
@/usr/lib/chronium-browser/chronium-browser-v7 --start-fullscreen --app="file://usr/home/myhome/start.html"
でいいはず.
以上でシステムブートから経時アプリの自動起動OK.
★結果.やれました.わりと簡単に.
◆デュアルHDMIアダプタ方式
◆結論から. ▶▶簡単にやれたが,音が出ない.
接続するだけだから簡単.
ラズパイ側の音デバイスをHDMI(1)にしても(2)にしても出ない.
なぜかわからない. → 継続審議.(HDMI二股アダプタの仕様かも)
← 二股アダプタを変更したら,ちゃんと音がでた.ただし当然だが,片方.(2021/9/27)
今のところ「そういうものらしい」という理解.
当然だがケーブルがうざい.
司会モニタと発表者モニタは離れた場所にいく可能性が高いので,ケーブリングが面倒.
【大まかな結論.】 キャストシステムで組むのが吉.
https://gyazo.com/d2574bb7c81d7b77a0fda2cee93a7899
さて.プロトタイプはできた(トラブルは今後も続くが(T_T))ので,さらに,
いくつかの問題対応:熱問題,LCD電源問題
パーツの具体化,再選定
設定の最適化
パッケージ化
を進めよう.