ラズパイ発表システムへの道(1)ラズパイ4とおんぶモニタ
◆そもそも
2019年度の発表は,こんな感じだった ▼▼
https://gyazo.com/9ca07d067d6ae30332fdcd07002e9b84
実際にはこんな感じ.
https://gyazo.com/f6855019a1745e9279f461fcbda9ef8e
そのシステムの欠点.
PC画面3つのミラーリングができない.これが発端.
仕方ないので,コントロールPCではMoniMoniを使って外部モニタをリモートで制御. モニタつないでるのに,なんでこんな間接的なことをせにゃならんのか.
あと,ノートPCのグラフィックチップによってミラーリングと拡張の仕様が違う
このことがわかるまでに??状態が続き,手間暇がかかった……orz...
これはめっちゃ不便で,オペレータが間違える大本
◆ここでいまさら,システムの要件を整理する.
1. 同じシステムが3つ必要.操作や起動方法に違いがないこと.
2. 操作者が交代しても簡単に準備・操作できること.
3. トラブルに強いこと.トラブルが生じても復帰が容易なこと.
4. コンパクトであること.可搬性が高く,設置が容易なこと.
で,考えた.
ラズパイ4にはHDMI出力が2つあるらしい.
じゃあ,1つはコントロール画面,もうひとつの出力を分岐してプラス2画面したらどうか.
もしくはHDMIとmiracastミラーリングでプラス2画面
ラズパイならコンパクト.計時係用のコントロール画面は小さくていい.
たとえば,3.5インチのラズパイ本体におんぶするタイプでもよかろう
計時システム(HTML)を自動起動設定し,キーボードを接続せず,マウスだけで操作.
ラズパイはLinuxなんでスクリプトでちょいちょいだろう
あわよくば,ラズパイ用タッチパネルがあるらしいからそれを使えば,マウスすら不要.
(この野望は実際には露と消えた)
そうだ,ラズパイ4にかけてみよう!
という感じでこの瞬間,ラズパイ計時システムをつくろうの会が発足した.(いつやそれ)
◆ラズパイ4とおんぶモニタ
入手するべきは,ラズパイ4本体.
ラズパイ4には積んでいるメモリが8G,4G,2Gと3種類ある.
どれでもいいからとりあえず試す.入手したのは4Gと2Gモデル.
そして3.5inchのおんぶモニタ(HDMIの高解像度対応)販売者はOSOYOO(後述)
https://gyazo.com/13d3c24eeebee6c26ef68303c7a18b32
このモニタは小さいけど1920x1280まで対応してくれる.といっても擬似表示だし,本当に表示したとしても小さくて見えない.でも,表示しないよりは無限倍マシ.
同じ3.5inchでケースに収まるのがあったが,480x320しかでない.疑似表示も無理だったのでボツ.
https://gyazo.com/48f99ae25c258c7133254c90a8cba82d
★以下,OSOYOOのおんぷモニタを使った例.
raspbianを起動させて,おんぶモニタと外部ディレクトリを接続.
https://gyazo.com/da03a2d79fd36bbeaa5273fefd050721
おお.すばらしい.
で,計時システムを起動すると,こんなかんじ.
https://gyazo.com/9e8c480e6a630eb66892abcb1940bc04
3.5inchはたしかに小さいけど,ちゃんとミラーリングできたじゃん.えらいえらい.
解像度は1280 x 700 で統一するのがベストということになった.
★タッチパネルを使ってみたが,これはボツ.
◆発表システムの選択肢
システムの選択肢は2つ.
★案1:キャスト版:ラズパイ4 + おんぶパネル(HDMI0)--WLマウス:計時操作用
|ー(HDMI1) ー7'ディスプレイ:発表者用
|ー(Miracast)ー15'ディスプレイ:司会者,会場表示用
または,
★案2:二股版:ラズパイ4 + おんぶパネル(HDMI0)--WLマウス:計時操作用
|ー(HDMI1)ー二股アダプタ ー 7'ディスプレイ:発表者用
|ー15'ディスプレイ:司会者,会場表示用
という感じにしよう.(2020/8/4)
で,★1の,ラズパイからリモートディスプレイへのキャストができるかどうか.
◆てか,その前におんぶパネルと外部ディスプレイの相性がなんか悪い……うううう
結局,3回くらい,SDカードを焼き直すことになりました……トホホ
▶▶ 特殊なドライバはつかうな,ということですな.
次回は,ワイヤレスディスプレイにキャストするお話.