贈与における呪い
from 「心と思考を整える哲学ラジオ」第二回どうすれば僕らは他者を、この世界を祝福できるのか?
呪いとは「思考と行為の稼働域に制約をかけるものの総称」。
贈与が、「これは贈与ですよ」と示されることで、それが結果的に相手の思考や行為を制限してしまう。しかも、相手のことを思ってそう言っているのだ、という言説によってアンビバレントな心理的状況が生じる。
アドバイス(助言)と説教は何が違うのか
求めに応じるのがアドバイス、一方的に指示するのが説教
アドバイスをすると可能性が広がる(当人の想定の外にある選択肢が生まれる)
説教(だと感じられる言説)は、相手に制限をかけたいという意図がある