考えるとは、それまで持っていなかった見方を得ることである
解の公式に数字を当てはめて答えを得ることは、「考える」ではない。
たとえそれが「考える」だとしても、それはごく表層にすぎない。
考えるとは、自己を変容させることだ。あるいはその可能性に向けて進んでいくことだ。
考えることをするまでは、そんなことなんて頭の中に浮かんでもみなかったものを得、そのことによって世界への眼差しが0.0000000001度でも変わることだ。→勉強とは変身である フレームワークに当てはめて、よくある状況の一例として答えを出す行為は、これにはあたらない。
そして、自己を変容させるような考えるができるからこそ、まったく新しいことにチャレンジしたり、自分が認識している限界(能力の範囲外)のこともできるようになる。あるいは、そのような自信(というと少し強いが)が得られる。自分という制約(思い込み)から脱却できる。自己を新しい状況に適応させていくことができる。
そして、考えることが好きな人(あるいは得意な人)は、あらゆるものを動員してそれを押し進める。