第一に思考の技術とは、問いの技術である。問いの技術とは、問いを立てる技術であり、立てられた問いを問う技術である。よって、思考の技術はメタな視点を要求する。
思考の技術には複数の要素が含まれるが、一番主要なものを挙げるとすれば、それは問いの技術になる。 問いの技術とは、問いを立てる技術であり、立てられた問いを問う技術である(問いを扱う技術と言い換えてもいい)。後者の視点においては、メタな思考が要求される。つまり、思考の技術を十全に発揮させるには、メタな視点が欠かせない。
そのメタの視点は、思考を停止(ないしは中断)する技術においても役立つ。
思考の技術は、思考を開始する技術と共に、思考を停止(ないし中断)する技術も要請する。
メタな視点の獲得において、「書くこと、話すこと」の有用性は極めて大きい。思考の中にいるときには、思考そのものについて思考のするのはかなり知的な負荷が要求されてしまうので、「外」を設ける必要が出てくる。