知の高速道路
インターネットが登場し、さまざまな情報をあっという間に集められるようになった。
梅田望夫さんの『ウェブ進化論』にもそんな話が出てくる。
それはそれで結構なのだが、高速道路のメタファーで考えると、インターネットの状況環境は道路の整備だけであろう。
で、道路があるにしても、それだけでは走れない。
車が必要
運転免許(運転技術)が必要
ガソリンも必要
なんなら高速道路に乗るためのお金も必要
知の高速道路は素晴らしいかもしれないが、ピュアな理想郷ではない。
そもそも、そこに載りたくても乗れない人もいるし、高速で走るのだから事故が起きたら大変なことになる。でもって、そこで事故を起こさずにうまく運転できる技術が、知的生産の技術であり、現代的なリベラルアーツの意義でもあろう。
#情報社会論
#思考の技術
#情報摂取の作法