ブックカタリストBC125用メモ
取り上げる本
『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』 2025/6/18
『時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』 2019/6/20
原題 MAKE TIME How to focus on what matters every day
著者
ジェイク・ナップ&ジョン・ゼラツキー
『SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法』
Google,YouTube……
プロダクト・デザイナー
目次
■INTRODOCTION――これが「時間オタク」の全技術だ
■Highlight/ハイライト
■Laser/レーザー
■Charge/チャージ
■Tuning/チューニング
■「いつか」を今日にする
「メイクタイム」システム
自分にとって大事なことをする時間をもっとつくる
なぜ私たちの毎日はバタバタしているのか?
二つの大きな力
多忙中毒
無限の泉
これが「デフォルト」になっている。
では、どうするか?
意志力は脱出口にはならない
『WILLPOWER 意志力の科学』
生産性向上も解決策にならない
自分の「デフォルト」を設定する
環境をデザインし、注意を向ける先をコントロールする(スケジュールは完全にはコントロールできない)
→時間は「デザイン」できる
p.11
毎日、自分にとっていちばん大事なことのために、少しだけ時間をつくろうとした。多忙中毒のデフォルトを見直し、やることリストと予定表をデザインし直した。無限の泉のデフォルトを見直し、テクノロジーを利用する時間と方法をデザインし直した。
p.11 簡単に実行できることを
僕らの意志力には限りがあるから、どのデザインも簡単に実行できるものでなくてはならかった。また、約束を全部断るわけにはいかないから、制約条件のなかで動いた。実験と失敗、成功を重ね、やがて答えにたどり着いた。
jakeのエピソード
子供たちと遊んでいるときに、iPhoneをずっと見ていた。
jakeは完璧なワークライフバランスを実現していたと思っていた(生産性と効率性の達人の自認)
p.13
そして僕は、はたと気づいた。生産性を高めたからといって、いちばん大事な仕事をしていることにはならない。たんに他人の優先事項にすばやく対応しているだけなのだと。
jakeの対策
iPhoneからアプリを削除(なんとGmailアプリも)
自分の「デフォルト」を洗い出したい
そして、ジョンとの出会い
システムの信奉者
「システム」とは要するに、気を散らすものを遠ざけ、エネルギーを保ち、もっと時間を作るためのシンプルな枠組みだ。
ちょっと引くだろう?
実験者
ニュースを読むのは週に一度を決め、睡眠時間を調整して朝型人間になろうとした。食事を1日6食、少しずつとる実験を始め、結局は1日2食たっぷり食べる方法に落ち着いた。
その他たくさんの実験
スプリントしてわかった4つの教訓
1. 毎朝、最優先目標を決めると「魔法」が起きる
デザインスプリントについて
2. 「デバイス禁止」で仕事の質が変わる
3. 集中には「エネルギー」が必要
4. 「実験」すればするほど時間が生まれる
p.20
4つめの、こうした実験を通して、そう、「実験の力」を知った。「実験を通してプロセスを改善」し、いろいろな工夫の結果を自分の目で確認した結果、自分たちのやり方について、他人の実験結果をただ読むだけでは絶対に得られない、ゆぐりない確信を持つことができた。
すぐにはうまくいかなかったが
p.21
それでも日々の結果を検討するうちに、つまづく原因がわかってきた。また実験的手法をとったことで、失敗しても自分に優しくなれた。失敗は1つのデータにすぎないし、明日になればまたやり直せる。
メイクタイムのしくみ
https://gyazo.com/c514e348f21a12dbeafef3340748c76f
ハイライト
"何のために"時間をつくるのか?
優先事項
レーザー
気を散らすものとのつき合い方
チャージ
食事、運動、睡眠、静寂、親密な関係
チューニング
寝る前にメモをとる
成功のコツは「選ぶ、試す、繰り返す」
料理のレシピのように
「完璧」を目指さない
いつも完璧な食事をし、完璧に生産的で、マインドフルで、安らかな状態でいるなんて、凡人には絶対無理だ。ブロガーが説く「朝5時までにすませるべき57のこと」なんて、できっこない。
たとえできたとしても、そんなことはやるべきじゃない。
じつは、完璧の追求も「注意をそらすもの」の1つだ。完璧を追求しても、本当に優先すべきものへの集中を妨げる"キラキラしたもの"がまた1つ増えるだけだ。
メイクタイムに関する限り、完璧は忘れよう。完璧をめざすのもいけない。そもそも完璧なんてものは存在しない。
そんなことをしなくても、メイクタイムはしくじりようがない。毎日、白紙の状態から始めるから、いくら途中で失敗しても問題にならない。
p.42 "日常生活に取りいれやすいものこそが最高の戦術だ"
ハイライト
中間的なもの
毎日に「ちょうどいい目標」を置く
タスクは機械的すぎるし、長期目標は遠すぎる
レーザー
ツール(あるいはテクノジー)とのつき合い方
チャージ
6つの原則
チューニング
観察、推測、実験、観測。