2025/7/3
朝は、曇り空
結局、Audibleは契約した
001. 『NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク』を聴きはじめた
原著を英語で読んでいるが、それと並行して日本語で聴くことも
002. 大福帳と複式簿記
大福帳
江戸時代以前の日本の帳簿形式で、商家などで使われていた記録帳です。
単式簿記に分類される。
一方向的な記録:お金の出入りや売掛・買掛などを「発生日順」に書き綴る。
勘定科目は一つ:たとえば「○○屋に米を売った。3両」といった形で、相手先や内容は書くが、「どの勘定が動いたか」は体系的に記録されない。
残高や資産状況の把握が難しい:帳簿全体を見ないと全体像が見えない。
庶民的・経験則に基づいた実用帳簿:商売人が現場で把握するための実務的なもの。
複式簿記
ルネサンス期イタリアで発明された簿記方式で、現代の会計の基本となっています。
二重記帳の原則:すべての取引を「借方(Debit)」と「貸方(Credit)」の2面で記録する。
会計の構造を体系的に表現:資産・負債・資本・収益・費用に分類して記録。
仕訳帳・総勘定元帳といった帳簿体系に基づく。
貸借一致の原則:記録が常にバランスするようになっており、ミスの発見が容易。
財務諸表(貸借対照表・損益計算書)に直結:経営状況の把握ができる。
002.01 ★複式簿記式タスク管理システムと大福帳式タスク管理システム
体系的に処理するもの、非体系的に処理するもの
データ(記録)を使うが、体系を目指すわけではないという第三の道を考えるきっかけになりうるかも
003.1hop先をランダムに表示するのも面白い
今の倉下の方式だと、左右に移動できるページをスクリプトで予め指定しておく必要があったが、この方法だとすべてのページに適用できる(1hop linkがあれば)。
ただし、2hop linkと違い、直接リンクが貼られている必要がある。
2 hop linkだと「カテゴリの移動」ができる、ということなのだな、ということが対比してわかった
004. ★連続記録が途絶えてからが真の継続の始まり
連続記録は終了となりましたがこれで肩の荷が下りたような心地もあるので、きょうから心機一転、書きたいときに書きたいことを書くという当初のスタンスで気楽にやってみたいと思います。
「連続記録」を維持したい(壊したくない)という気持ちは結構強いので、行為の初動の継続には役立つが、人間なのでどうせいつかそれができなくなるタイミングがやってくる。そこからどう行為を再起動・再構成するのかが継続デザインでは重要になる。
005. 圧を与えることについての怖さ
たぶん、自分は他人に圧を与えることを非常に恐れている
それは自分が他人から圧を与えられるのが非常に嫌だからだろう
助動法という観点を以前のメルマガでも書いたが、ある種の「動き」を促進するようなものを好むし、その逆は嫌悪する。だから圧迫感や強すぎるプレッシャーになるような言動は控えたいと思っている。 人の背中を押すことの怖さ、というのもある
一方で「動く」ということを考えたときに、トコロテンのように圧力を書ければ、ぐっと前に出る、という動きがあり、そこでは圧が動きを生成しているとも言える。
この点、つまり動きを助けることを好みながら、圧をかけることは嫌っている、という点について考えること。
思考の強度というのは、こういう考慮によって高まっていくのだと思う。
「自分の考え」に適合的なものを収集していても強度は上がらない
006. 現象学的な哲学
『哲学と科学』という本の著者:澤瀉久敬
大阪大学名誉教授。1904生―1995年没。九鬼周造の教えを受け、ベルクソンを中心に現代哲学を専門とする。京都帝国大学文学部哲学科卒業、政府招聘留学生としてフランス留学。帰国後、京都帝大講師、大阪帝大講師・教授。日本における医学哲学の実質的な創始者として知られる。著書に、ロングセラーとなった『医学概論』『医学と哲学』(いずれも創元社)など。
キーワード:九鬼周造、ベルクソン、医学哲学
九鬼周造は現象学としてカテゴライズできるし、広い意味でベルクソンも(分析哲学ではないというくらいの意味で)同じ。
医学というのは科学でもあるが、常に実践を伴う(工学的な要素もある)。
ベルクソンは「生」を扱ったが、医学もまた「生」を扱う。
007. ★生きた知識と枯れた知識
ネットワーク的な知識、有機的なネットワークの知識(変化していくこと)の重要性が説かれるが、辞書のように「静止」した知識も重要ではないか。
個人の文脈から切り出された知識によって、私たちは会話することができるのではないか?
自分がよく考えていることのインデックス
ライフワークならぬ、ライフプロブレム(クエスチョン、ではない気がする)