🔬ノウハウの研究

どのような分野でも、僕たちは基礎的なことを時間をかけて身につける（身体化していく）しか道はない

突飛な方法や優れたツールがあれば、そうした道を歩かなくていい、という話にはならない

その道の「歩き方」だけがノウハウ的介入を許す

その事実を受け入れて、「歩き方」を変えた人は（つまり実際に歩きはじめた人は）、時間と共に成果や技能の向上を手にする

このノウハウについてのメタな認識がきわめて大切

セルフマネジメントであれば、何がその基礎的なことになるか？

すべての企業のマネジメントがそれぞれ違うように、すべての人のセルフマネジメントはそれぞれに違う

具体的な方策のレベルにおいては異なっている

しかしドラッカーが示したような「マネジメント」と同じレベルでの「セルフマネジメント」についての話は示せるだろう。

実際ドラッカーは、自分の仕事の歩みも踏まえながら、知識労働者のセルフマネジメントについて語っていた。

「知識労働者の」というコンテキストの限定がある点には注意

「よく生きるためのセルフマネジメント」については共通的なことが言えるかもしれない。

たとえばそれは「タスクに優先順位を設定しよう」ということではなく、「自分は何を優先したいのかを自らに問おう」という形になるだろう。急に、7つの習慣めいてくるが、まさにそれが必要なのだ。

セルフをマネジメントするためには、まずセルフを知ることが必要

実態と理念の両方を知る