独学と学習と勉強と
以下は『独学大全』へのカスタマレビューからの引用。
他人の評価と自己評価がズレてしまうのは世の常なのでご容赦願いたいのですが、独学で進学・資格試験に挑もうと思われる方が最初に手に取る一冊としてはいささかハードルが高いと感じました。
たしかに『独学大全』は、独学で進学・資格試験に挑もうと思われる方が最初に手に取る一冊としてはいささかハードルが高い本だろう。
たとえば、進学や資格試験では、何を学ぶべきかの範囲も決まっているし、教科書も参考書も多く発売されている。
そうしたものが発売されているがゆえに、独学は(そうでない場合に比べて)容易に進められる。
図書館、百科事典、書誌などは不要だろう
せいぜい、自分をマネジメントする部分が役立つくらいだ。
このような齟齬は、本書が独学を可能な限り広く定義したことによって生じている。
実際のところ、本書が視野に入れているのはそうした学習を含む、探究や研究と呼びうる知的な営みである。
後者のような活動では、「暗記すること」や「反復継続をいかに上手にやるか」はそれほど大きな影響を持たない
もちろん、英語の論文を読む必要がある→英単語を学習する、という風に役立つ場面は存在する
しかし、暗記しただけで達成できるのは、独学者の胸の内に宿るあの独特な欲望・欲求とは少し異なるものだろう。
ちなみに「自己評価」は、自分で自分のことを評価する行為なので、上の文脈には合わない言葉のセレクトであるように感じた。
また上のレビュー全体は、本書への評価とはずれが大きいように感じるが、それでも良い評価がたくさんついている。これはひとえに最後の段落の文章が印象を決定しているからだと思われる。
ピーク・エンドの法則