世界は単純ではない
という見方がすでに単純である。つまり、文が意味することとその表現が
ミスマッチ
している。
逆に、世界は単純であるという見方は見事に調和している。完璧に閉じている。真理らしい感覚すらある。
『ファスト&スロー』
で紹介されている認知的負荷が小さいほど信じやすい、ということに関係しているかもしれない。→
説得力のある文章を書くには
二項対立的な、単純/複雑 という表現もやっぱり単純である。そもそもの二項対立が単純なものの見方なのだ。大きい/小さい、広い/狭い、といった概念ならば、この二項対立はうまく機能するが、単純/複雑 だとそうはいかない。この形式にある限りにおいて、複雑はどこにも見当たらない
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複雑さにはどのようなものがあるか
#思考の技術