タワーがなくても楽しめる無線
遠距離交信が全てでは無いことを考えてみる
+αの運用を考える
モシモシ、聞こえますか?
VUHFの場合
2Fベランダから5m程度の伸縮ポールの先に高利得モビホ(モービルホイップアンテナ)を上げる。高利得GPを低い位置に上げるなら高利得モビホ(高利得GPより利得が低いが)を高く上げた方が(低コストで)断然楽しめる。
マンション高層階のベランダにモビホを設置する。
モービル局を仕立てる。
ハンディ機に長めのアンテナを付ける。
モービル局やハンディ機を持って、
田んぼのど真ん中に出る。
土手に上がる。
山に上がる。
高架駅のホームから(駅員さん止められる場合も有るので注意、公共交通機関とはいえ 鉄道会社の私有地内ですから、素直に指示に従いましょう)
ビルの高層階から
歩道橋の上で
スーパーやホームセンターなどの屋上駐車場で
橋の上で
見晴らしの良い公園
何も聞こえないと嘆くなら少しでも高いところ、見晴らしのよいところへ行ってみるのがいいと思います。ハードルは高いと思いますが聞こえないなら「誰か聞こえますかぁ〜?」(要はCQを出す)ではないでしょうか?電信も速くて取れないなら背伸びせず自身の取れる速度でCQを出すと、そこから世界が変わります。
HFの場合
多少折り曲げてもいいからフルサイズダイポールを上げる。お金を掛けてVダイポールを上げるなら、先ず街の家電屋さんでACコードを買って裂いてみる。そのコストパフォーマンスに驚く。
カーボンファイバーロッド(釣竿)+アンテナチューナを使う。
EFHW(End Fed Half Wave:端点給電型半波長=半波長の端点なので電圧給電になります)ユニット(同調形や非同調=トランス形有り)に細い電線やカーボンロッドを組み合わせる。
モシモシ、聞こえますか?
子供の頃、玩トラ(玩具トランシーバー:学研のトランシーバーが有名)を買ってもらって、兄弟姉妹や友達を巻き込んで(相手が必要なので...)最初は目の前で「モシモシ、聞こえますか?」、「わっ、聞こえた聞こえた!」、「じゃ、もう少し遠く行って」ってワクワクしながら遊んだ経験ありませんか?玩トラゆえ50~100mがせいぜいですが、線が繋がっていないのにスピーカーから声が聞こえて来た事に感動しワクワクしたと思います。
アマチュア無線も根っこの部分ではこのワクワク感が基本なのでは?玩トラで遊んだ頃と同じでトランシーバーから相手の声が聞こえるだけで感動しませんでしたか?
免許を取得したり無線機の購入とか手間暇金が掛かりますが、子供の頃の玩トラ遊びも親にねだったら、条件を出されたり(何かを頑張ったら)、クリスマス(プレゼント)まで待ったり子供なりに手間暇掛かりませんでしたか?
何でも出来るとまでは言いませんが、割当周波数と許可される空中線電力、アマチュア業務の範囲内であればハードルの高低はあれ、かなり自由に無線遊びや実験まで出来ます。
遠距離通信の方が感動は大きいかも知れません。でもそれは無線機やアンテナの自由度や立地にも影響されます。「私にはあんなアンテナ建てられない」「ハンディー機なので5Wしか出ない」と嘆かないで下さい。例えば特定小電力は皆、同一条件(近距離と遠距離タイプはありますが)です。特小なら山に登れば「1mWのエクスタシー」を味わう事も出来ます。同じ事はアマチュア無線のハンディ機と内蔵ホイップでも味わう事が出来ます。 まず、交信手順は理解しましょう。これは430ならハンディ機+内蔵ホイップでも土日なら山上から運用している局が一杯います。ラバースタンプQSOを参考に聞くと更に理解が深まります。 次は意を決してCQを出してみましょう。交信手順が多少間違っていようが構いません。応答が無くてもめげないで下さい。今日がダメなら明日、今週がダメなら来週、継続しましょう。ハンディ機+内蔵ホイップでも必ず誰かが聞いています。そして信号を見つけ応答してくれるはずです。
「朝練1周年のまとめ」にも書いてありますがR16FRもJN1GGZ局が意を決してCQを出し狭山の朝練を始めた事が、今ここに繋がっているのだと思います。ワッチ(受信)は大切ですがある程度状況が見えたらCQに応答したり、腹をくくってCQを出してみましょう。受身である事が全て悪いとは言いませんが「為せば成る為さねば成らぬ何事も」ではないでしょうか? hr.icon