隣接禁
隣接禁とは、制約の一つ。配置するものどうしが隣り合ってはいけない、というルールのこと。連黒禁とも。
(正方形盤面で、)タテヨコに隣り合わないルールを隣接禁、タテヨコナナメに隣り合わないルールを接触禁と呼び分ける場合もある。
以下、特に断らない限り前者のルールについて述べる。
黒マスにおける隣接禁
黒マスを配置するパズル種(黒塗り)における、「黒マスどうしがタテヨコに隣り合わない」というルールを隣接禁と呼ぶ。例として、ひとりにしてくれなど。 ルール文によっては、「黒マスどうしが辺を共有しない」と書かれる場合もある。
(接触禁の場合は、「黒マスどうしが頂点を共有しない」など。)
また、「どの1x2の範囲にも黒マスが最大1つ」という表現も可能。
黒マスのかたまりにおける隣接禁
また、広義には、黒マスのかたまりの形状が指定され、「それらのかたまりどうしがタテヨコに隣り合わない」というルールも隣接禁となる。
以下例示する。
形状がドミノ…のりのり、ドミニオン
形状が長方形…たすくえあ、チョコバナナ、チョコナ
形状がポリオミノ…クロット、島国
形状が指定されたポリオミノ…pentopia、myopia
これらは、2つの黒マスのかたまりが隣接してしまっているとき、1つの大きな(ルールに反した形の)かたまりとみなす、というルールである。
逆に隣接しても良いものの例として、Tapa(LITS)など。
黒マス系以外の隣接禁
同じ列に入らないという制約からは隣接禁が直ちに従う。(数独、美術館)
波及効果も同様。
他の隣接禁をもつパズル種として、マカロ、数コロ。
接触禁
Tents、スターバトル、Lighthouse、はこいりまさし、suguruなど。
これらは「頂点を共有しない」「どの2x2にも最大1つ」と言い換えられる。
バトルシップは「かたまりどうしの接触禁」であり、「2x2に最大2つ」となる。