パリティ
パリティ(parity、偶奇性)とは、対象の個数が偶数なのか奇数なのかを検証するという考え方のこと。
また、対象の個数が偶数なのか奇数なのかが分かる(具体的にいくつかは分からないこともある)、という状況を利用した解き方のこと。
数字埋めパズルにおけるパリティ
ヒントが、マスに入る数字のパリティに関する情報を示す場合がある。例として、
また、
連番で数字を埋めていくパズルは、偶数と奇数が交互に埋まるので、パリティを考えると解き進められる場合がある。
ループ系パズルにおけるパリティ
市松模様
市松模様(checkered pattern)とは、マスを2色で交互に塗り分けたパターンのこと。隣り合うマスを異なる色に塗る。
大域手筋のなかには、正方形盤面を市松模様に塗り分けることが考察のスタートとなるものが多くある。 以下、赤と青に塗り分ける場合を考える。
T字テトロミノを盤面に置くと、赤マスを必ず奇数個占有する。そのため、T字テトロミノを奇数個使って長方形を敷き詰めることはできない。
正方形盤面において、ループは赤マスと青マスを交互に通る。よって、ループが通るマスの合計は偶数であり、ループが通った赤マスと青マスの個数も一致する。
交差のあるループでも、交差の回数や交差しうるマス(のパリティ)を限定できる場合がある。
高難易度パズルでよくみる市松模様に塗るという考え方
四角に切れ、シンプルループ、天体ショーへの応用